NVIDIA® Mosaic を採用すると、複数のディスプレイと Quadro または NVS の GPU を単一の論理 GPU としてオペレーティング システムに認識させることができます。
マルチディスプレイ ハードウェア アクセラレーションに基づくこのテクノロジにより、2D アプリケーションまたは 3D アプリケーションのパフォーマンスに対する影響を最小限に抑えながら、複数のディスプレイから大型の仮想キャンバスを作成できます。
各ディスプレイは、仮想キャンバス内の一意の均一領域を定義します。
機能 |
ベーシック Mosaic |
同期対応 GPU 付き Mosaic |
Windows OS |
Windows 7 以降 |
Windows XP、Windows 7 以降 |
製品サポート |
Quadro Plex、Quadro、Quadro FX、Quadro NVS、および NVS の各製品 |
Quadro Plex、SLI または Quadro Sync 対応の Quadro および Quadro FX 製品 |
アプリケーション スパン |
サポート |
サポート |
タスク バー スパン |
サポート |
サポート |
パネル ベゼル補正 |
サポート |
サポート |
プロジェクター オーバーラップ |
サポート対象外 |
サポート |
シームレスなマルチ ディスプレイ |
サポート対象外 |
サポート |
シームレスな 4K パネルまたはプロジェクター |
サポート対象外 |
サポート |
ステレオスコピック 3D Mosaic |
サポート対象外 |
サポート |
Windows 7 以降では、NVIDIA Kepler クラス以降の GPU を使用して、1 つのシステム内で複数の Mosaic 設定を設定できます。
そのような GPU を使用すると、たとえば、ある GPU で 2x2 の Mosaic 配列を設定して、もう 1 つの GPU で別の 2x2 配列を設定することが可能です。
最大解像度は、使用する Quadro 製品によって異なります。
Quadro 5000/6000、Quadro Plex 7000
これらの GPU を使用する場合、最大デスクトップ制限は 16,384 x 16,384 ピクセルです。モードを正しく動作させるため、縦または横のいずれかでも合計 16,384 ピクセルを上回るディスプレイ設定は構成しないでください。たとえば、6400 x 1,600 ピクセル出力のパネルで構成される 1 x 4 配列の場合、ピクセル出力寸法の合計は 25,600 x 1,600 となり、横方向の上限値である 16,384 を超えてしまいます。
Quadro FX 5800、Quadro Plex D2、その他
これらの GPU を使用する場合、最大デスクトップ制限は 8,192 x 8,192 ピクセルです。モードを正しく動作させるため、縦または横のいずれかでも合計 8,192 ピクセルを上回るディスプレイ設定は構成しないでください。たとえば、2,560 x 1,600 ピクセル出力のパネルで構成される 1 x 4 配列の場合、ピクセル出力寸法の合計は 10,240 x 1,600 となり、横方向の上限値である 8,192 を超えてしまいます。
各構成のピクセル出力の合計は、横方向のピクセル総数に縦方向のピクセル総数を掛け合わせたものです。[Mosaic の設定] ページに合計サイズを入力すると、ピクセル寸法の合計が自動的に計算されます。表示されるピクセル総数は、ディスプレイ設定、解像度設定、およびエッジ オーバーラップ設定を組み合わせた値です。
各ディスプレイの解像度は、800 x 600 ピクセル出力より大きい値に設定する必要があります。構成内のディスプレイがこれより小さいピクセル出力解像度 (640 x 480 や 800 x 600 など) に設定されている場合は、シングル ディスプレイ モードに自動的に戻ります。
すべてのディスプレイが同じタイプでなければならず、同じ接続タイプを使用する必要があります (すべて DVI - DVI、すべて DVI - VGA など)。異種ディスプレイを混在させて使用することはできません。
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