コンピュータ グラフィックスで、スムーズであるべき部分に起こる階段状のライン、つまりジャギーを少なくするテクニックです。ジャギーは、ディスプレイの解像度が低すぎるためにスムーズなラインが表示できない場合に起きます。アンチエイリアシングは、中間のシェードで階段を取り囲んでジャギーを目立たなくします。これによりラインのジャギー状態は少なくなりますが、その反面、ラインがぼやけた状態にもなります。拡大図で見ると違いがよくわかります。左側のイメージは、アンチエイリアシングを使用しないパフォーマンス設定に設定しています。右側のイメージは、アンチエイリアシング テクニックを使用するクオリティ設定に設定してあります。
システム パフォーマンスやイメージのクオリティを向上するために、アンチエイリアシングに設定することもできます。
3D イメージがアニメーションで、各シーンの流動的でスムーズな動きが最も重要な場合に、パフォーマンスに重点をおいた設定を使用します。
リアルな 3D オブジェクトの詳細が重要な場合は、クオリティに重点をおいた設定を使用します。
[3D 設定の管理] ページで、特定のアンチエイリアシング レベルを設定できます。
数値が大きくなるにしたがい、アンチエイリアシングのレベルが高くなります。例えば、16x は 2x よりアンチエイリアシング品質の高い設定です。
GeForce 8 シリーズの GPU では、8x、16x、および 16xQ アンチエイリアシング設定に関連する新しいタイプのアンチエイリアシング、カバレッジ サンプリングが導入されています。詳細については、NVIDIA.com の Lumenex Engine テクニカル ブリーフを参照してください。
アンチエイリアシングの設定がよくわからない場合、「アプリケーションによってコントロールする」オプションを使用します。これにより、お使いのディスプレイがアプリケーションの仕様にもとづいて自動的に調整されます。
©2005 - 2023 NVIDIA コーポレーション。無断複写・転載を禁じます。ゲームと 3D 設定