GPUスーパーコンピューティングをAmazon Webサービスとして オンデマンド提供|NVIDIA
 

GPUスーパーコンピューティングをAmazon Webサービスとして オンデマンド提供

 
 
AWSクラウドのNVIDIA Tesla GPUにより、GPUの並列処理機能に対する オンデマンド・アクセスが実現

2010年11月15日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、NVIDIA® Tesla™ GPUによるスーパーコンピューティング・クラスのパフォーマンスをAmazonのElastic Compute Cloud(EC2)経由でエンタープライズおよびスタートアップ各社に提供すると発表しました。Cluster GPU Instancesというこのサービスは、従来の選択肢に加え、Amazon Webサービス(AWS)クラウドにおいてハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)をオンデマンドで提供しようという市場初の試みです。

スーパーコンピューティングは、設計からシミュレーションによる試験、製造に至るまで、あらゆる段階で製品開発に欠かせないツールとなりました。しかし、取得費用がかさむため、最近まで、政府関連機関や大学の研究機関、あるいは、多額の投資を決断できる企業しか利用できませんでした。今回、AWSを使い、Amazon EC2経由で提供が開始された結果、企業規模にかかわらず、GPUでスーパーコンピューティングが使えるようになったわけです。

Amazon EC2ジェネラルマネージャーのピーター・デ・サンティス(Peter De Santis)氏は、次のように述べています。「Amazon Cluster GPU Instancesを活用すれば、AWSの特長である高可用性でスケーラブルなクラウド環境を手ごろな料金で利用し、ハイパフォーマンスコンピューティングのパワーおよびGPUの効率とスピードを手にすることができます。GPUテクノロジのすさまじいパワーへのアクセスが提供できることはAmazonにとっても大きな喜びであり、その結果、さまざまなイノベーションが生まれてくるであろうことを楽しみにしています。」

NVIDIAのTesla事業担当ジェネラルマネージャー、アンディ・キーン(Andy Keane)は、次のように述べています。「Amazon EC2のオンデマンド価格体系とスケーラビリティを活用し、詳細なシミュレーションを何回もくり返せるようになれば、製造する製品の品質と安全性、信頼性を高めることが可能になります。AWSによるGPUスーパーコンピューティングは、ユーザにとって、コンピューティング・ニーズを必要に応じてスケーリングできる柔軟なコンピューティング設備を持つに等しいと言えます。」

NVIDIA® CUDA™超並列アーキテクチャはNVIDIAのGPU、全製品の基礎となっており、すでに、何百種類ものアプリケーションがポーティングされています。CUDAによる高速化で、アプリケーションは、GPUが持つ何百個ものコアにアクセスできるようになり、従来型プロセッサと比較して実行速度が上昇します。このスピードアップは何桁にも達する場合があります。Amazon Cluster GPU Instancesでは、mental images社のRealityServer®(インタラクティブかつフォトリアリスティックなレンダリング)やMathworks社のMATLAB(有名な数値計算ソフトウェア)などが用意されています。

NVIDIA Tesla GPUはハイパフォーマンスコンピューティング環境用に設計された製品で、新薬発見、製品設計、構造解析、金融シミュレーション、動画のトランスコード、ハリケーンや津波のモデル化、がんの研究、自動車の設計、そして、銀河の誕生に関する研究に至るまで、幅広いHPC分野において状況が一変するほどのパフォーマンス向上をもたらします。

Amazon Cluster GPU Instancesの詳細はこちら、NVIDIA Tesla高性能GPUコンピューティング製品の詳細はこちらをご覧ください。

NVIDIA について

NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA Tesla GPU、CUDA アーキテクチャ、モダンコンピューティング上の会社特許に関する利点、特徴、影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、より効率かつ迅速な技術開発、並列処理におけるCPUの採用、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、技術開発および競合による影響、ユーザの嗜好および需要の変化、競合製品のユーザの採用、業界標準およびインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2010年8月1日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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