2010年11月17日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、CUDA Toolkit 3.2を発表しました。これはプロダクション・リリースで、パフォーマンスの大幅な改善や数学ライブラリの追加が行われたほか、先進のクラスタ管理機能も用意されており、GPUを活用して高速処理を行う次世代アプリケーションを開発することができます。
CUDA Toolkitには、CUDA C/C++アプリケーションの構築に必要なツール、ライブラリ、各種文書がすべて用意されているほか、他のGPUコンピューティング言語ソリューションの開発においてもその基礎として利用できます。バージョン3.2では、以下のようにさまざまな新機能が用意されており、パフォーマンスが大幅に改善されています。
- CUDA BLAS(CUBLAS)ライブラリ・ルーチンのパフォーマンスが最大で300%改善され、最新のIntel MKL(Math Kernel Library)に対して8倍も高速になりました。
- CUDA FFT(CUFFT)ライブラリが最適化され、最新MKLに対して2倍から20倍も高速になりました。
- 最新MKLに対して10倍から20倍もの速度を持つ乱数生成のCURANDライブラリが新しく追加されました。
- 最新MKLに対して6倍から30倍もの速度を持つ疎行列ルーチンのCUSPARSEライブラリが新しく追加されました。
- GPUデバッギングやパフォーマンス解析のツールについても、さまざまな改良が施されています。
新しいCUDA Toolkit 3.2にはこのほか、H.264のエンコード/デコード機能、新しいTCC(Tesla Compute Cluster)統合機能、クラスタ管理機能が搭載されています。6GBのNVIDIA Tesla/Quadro GPUもサポートされました。
NVIDIAでは、新しいCUDA Toolkitにおけるパフォーマンスの向上や新機能を紹介するWebinarを11月23日(木)10:00 a.m.(米国太平洋標準時)より開催します。Webinarへの申込みは、https://www2.gotomeeting.com/register/887428835から行えます。
リリースの詳細や最新CUDA Toolkitのダウンロードは、www.nvidia.com/getcudaをご覧ください。
NVIDIA について
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
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