NVIDIA、バルセロナ・スーパーコンピューティング・センターと モスクワ国立大学をCUDAセンター・オブ・エクセレンスに認定|NVIDIA
 

NVIDIA、バルセロナ・スーパーコンピューティング・センターと モスクワ国立大学をCUDAセンター・オブ・エクセレンスに認定

 
 

高度なGPUコンピューティングの 研究・教育を専門とするエリート研究機関が15カ所に

2011年11月14日 - ワシントン州シアトル(SC11)-NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、世界で13カ所の研究機関が認定されているCUDAセンター・オブ・エクセレンスに、新たに2カ所の研究機関を認定したと発表しました。追加認定されたのは、バルセロナ・スーパーコンピューティング・センターとロモノーソフ記念モスクワ国立総合大学です。

CUDAセンター・オブ・エクセレンスの認定は、NVIDIA GPUとNVIDIA® CUDA®テクノロジを活用して革新的な仕事をしている研究機関に対して与えられる最高の栄誉だと言えます。認定されると、GPUコンピューティングに関連する機材や助成金がNVIDIAから提供されます。

バルセロナ・スーパーコンピューティング・センターはバルセロナ工科大学と関係があるハイパフォーマンスコンピューティングの研究所で、スペインの国立スーパーコンピューティング施設であるとともに欧州トップクラスのパワーを誇るスーパーコンピューター、MareNostrumが設置されている場所です。先日、256個のNVIDIA Tesla™ M2090 GPUとクアッドコアCPUを持つスペイン最速のコンピュートクラスタを構築し、ピーク性能で186テラフロップスを達成しました。この研究所では、計算科学、ライフサイエンス、地球科学といった分野の研究プロジェクトがおこなわれており、研究所が持つスーパーコンピューティング・システムは40カ国以上、数百人もの研究者が活用しています。

バルセロナ・スーパーコンピューティング・センターでは、並列処理に関するコースやトレーニング・プログラムが各種提供されています。また、エネルギー効率の高いNVIDIA Tegra™ ARM CPUと高性能なNVIDIA CUDA GPUを使い、世界初となるARMベースのCPU/GPUハイブリッド・スーパーコンピューターを構築する計画が、本日、発表されました。

ロモノーソフ記念モスクワ国立総合大学は世界をリードするスーパーコンピューティング・センターのひとつで、重要な科学的課題に対する計算資源の適用を推進しています。学生は大学院生と研究生が4万人以上、研究者は5000人以上で、スーパーコンピューティング・クラスタも4基所有しています。そのひとつ、「Lomonsov」システムは世界トップ500ランキングで13位にというパワフルなスーパーコンピューターです。

モスクワ国立大学のスーパーコンピューティング・センターは、モスクワ国立大学、ロシア科学アカデミーの各種研究所、ロシア国内の各種研究機関などの科学研究グループ、500以上が利用し、さまざまな分野にまたがる科学的研究をおこなっています。モスクワ国立大学では、電磁流体力学、量子化学、地震学、ドラッグデザイン、地質学、材料科学などの分野を重点的に推進しています。

CUDAセンター・オブ・エクセレンスとして認定を受けている大学は、このほか、ジョン・ホプキンス大学、スタンフォード大学、ハーバード大学、中国科学院過程工程研究所、国立台湾大学、東京工業大学、清華大学(中国)、ケンブリッジ大学、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、メリーランド大学、テネシー大学、ジョージア工科大学、ユタ大学があります。NVIDIA CUDAセンター・オブ・エクセレンス・プログラムの詳細については、//research.nvidia.com/content/cuda-centers-excellenceをご覧ください。

CUDAはNVIDIAの並列コンピューティング・アーキテクチャーで、GPUのパワーを活用してコンピューティング・パフォーマンスを劇的に高めることができます。NVIDIA CUDA GPUはCUDA C/C++/Fortran、OpenCL、DirectComputeはもちろん、先日発表されたMicrosoft C++ AMPまで、GPUコンピューティング・プログラミングモデルのAPIと言語はすべてをサポートしています。CUDAプログラミングモデルをカリキュラムに組みこんでいる大学は、470校を超えています。NVIDIA CUDAテクノロジーに関する詳しい情報は、www.nvidia.co.jp/cudaをご覧ください。

BSCについて
バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター(BSC、www.bsc.es)では、教会のような古いビルを改装した建物にユニークなスーパーコンピューター、MareNostrumを設置しています。ミッションは、科学的進歩を推進するための情報技術の研究・開発・管理です。この目標に向け、BSCでは、科学と工学の分野でコンピューター・サイエンス、ライフサイエンス、地球科学、計算アプリケーションに関連する研究を推進しています。学際的なこのアプローチを進めるため、BSCにはHPC(ハイパフォーミング・コンピューティング)の研究者と専門家が大勢おり、最新のスーパーコンピューティング資源を活用して科学の進歩に貢献しています。BSCで働く研究者は350人を超えており、そのうち100人ほどはスペイン国外から来ています。

BSCはスペインが誇る学際的スーパーコンピューティング・センターで、スペイン科学イノベーション省(MICINN)、カタロニア政府経済知識省、バルセロナ工科大学(UPC)によるコンソーシアムが設置したもので、そのトップはマテオ・バレロ(Mateo Valero)教授が務めています。

モスクワ国立総合大学について
ロモノーソフ記念モスクワ国立総合大学(MSU-www.msu.ru/en/)は、世界をリードするコンピューター・サイエンス研究機関のひとつとして、計算資源を適用して重要な科学的課題などに対処しています。MSUにはコンピューター関連の研究を専門とする学科がふたつあるほか(計算数学サイバネティックス科とモスクワ国立大学リサーチ・コンピューティング・センター)、自然科学を専門とする学科が数多くあり、最先端のさまざまな科学的研究がハイパフォーマンスコンピューティングを活用しておこなわれています。

NVIDIAについて
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米国で保有する特許は2,100件以上で、近代的なコンピューティングの基礎となった発見や設計に関するものもあります。より詳しい情報については、//www.nvidia.co.jp あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、CUDA、GPU、並列処理における科学研究およびモダンコンピューティングに対する企業特許の効果など将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジーの開発あるいは既存の製品やテクノロジーの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Qの2011年7月31日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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