新しいNVIDIAグラフィックス・ソリューション、Adobe Creative Suite 5.5 Production Premiumを高速化|NVIDIA
 

新しいNVIDIAグラフィックス・ソリューション、Adobe Creative Suite 5.5 Production Premiumを高速化

 
 

リアルタイムの編集とエフェクト生成という高性能オプションが利用できる、NVIDIA Fermiアーキテクチャー・ベースのデスクトップGPUとモバイルGPUが拡大

2011年4月11日 - NAB 2011 (ラスベガス・コンベンションセンター-Lower South Hall、#SL 2728) -NVIDIA (本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、Adobe® Creative Suite® 5.5 Production PremiumがNVIDIA FermiアーキテクチャーをベースとしたNVIDIA® GPUをサポートし、プロフェッショナル市場でビデオ編集やエフェクトをリアルタイムに処理することが可能になったと発表しました。

今回認定されたのは、デスクトップ・ワークステーション用のフラッグシップ・モデルとして各方面で高く評価されているQuadro 6000からモバイル・ワークステーション用のQuadro 2000Mまでの、プロフェッショナルNVIDIA GPUです。Apple Mac Proも、Quadro 4000 for Macでサポートしています。

Adobe(#SL 3320ブース)は、Adobe Premiere® Pro CS5.5ソフトウェアのデモをNAB 2011に出展しています。デスクトップ・ワークステーションにNVIDIA Quadro 4000またはQuadro 5000を搭載すると処理が高速化され、Adobeノンリニア編集ツールにおけるリアルタイムのビデオ編集やエフェクト処理の能力を大幅に高めることができます。Adobe社は、モバイル・ワークステーションのHP EliteBook 8740wでPremiere Proを走らせるデモをNVIDIAブース(#SL 2728ブース)に出展しています。NVIDIA Quadro 5000Mを活用し、社外でもビデオの編集を自在に行えるのです。AdobeとNVIDIAのテクノロジーを活用すると、ネイティブな高解像度フッテージをリアルタイムにプレビューしたり編集したりすることが可能になります。処理能力が格段に高くなり、2Dコンテンツでも3Dコンテンツでもリアルタイムのビデオ編集を流れるように行えるのです。

新バージョンのAdobe Premiere Pro CS5.5とNVIDIA Quadroグラフィックス・ソリューションを組み合わせると、CPUひとつのシステムに対してパフォーマンスが最大で8倍にも向上します(1)。この結果、最大4Kの解像度でさまざまな色補正やエフェクトをかけたり調整したりできるようになります。スクラビングや再生も可能です。しかも、すべてをリアルタイムに行えます。ファイルのエンコーディングは最大で13倍に高速化され、待ち時間が大きく削減されます。

Quadro GPUは計算処理のパフォーマンスが非常に高く、従来のベンチマークを大きく凌駕します(2)。Premiere Pro CS5.5に搭載されているAdobe Mercury Playback EngineはNVIDIA CUDA™並列処理アーキテクチャーをもとに開発され、高解像度のネイティブ・フィルムをリアルタイムにプレビューしたり編集したりすることができます。パフォーマンスにとても優れ、ビデオ編集がスムーズに行えるため、映画や放送番組向けの映像をクライアントの前でも自信を持ってみせられるようになります。最新版のAdobe Premiere Pro CS5.5では、複数ソースのフッテージをミキシングするなどの処理がGPUで高速処理できるようになりました。このほか、指向性を持つブラーエフェクトの高速処理、フィルムディゾルブのトランジション、ミスマッチなメディアの前処理などもGPUで行えるようになりました。

Adobeのビデオ・オーディオ製品管理担当ディレクター、ビル・ロバーツ(Bill Roberts)氏は、次のように述べています。「Adobe Premiere Pro CS5.5とAdobe Mercury Playback EngineでAdobe社は、ノンリニア編集ワークフローのイノベーション分野で業界を今後ともリードしてゆきます。同時に、NVIDIA GPUによる生産性の向上をユーザーの方々にお届けしたいと考えています。」

ロバーツ氏は、次のようにも述べています。「今回のCS5.5では、Mercury Playback EngineがサポートするNVIDIAグラフィックスカードを11種類から19種類と大幅に拡張し、不可能なことなどない環境で従来よりも多くのビデオ・プロフェッショナルにクリエイティブな才能を発揮してもらえるようになりました。制作分野のプロフェッショナルにとって夢が現実となる日が来たのです。」

NVIDIA Quadro 6000は6GBと業界トップのグラフィックス・メモリーを搭載しており、超高解像度、4KのRED RAWビデオストリームなど、複雑な動画を編集する場合や、RED Rocketを使ったREDのデコードを行う場合などに大きなメリットが得られます。RED RocketとQuadroのソリューションを使い、4K R3Dのデコードやディベイヤーを行ったり、4Kフッテージからリアルタイムでスケーリングし、フルクオリティーの2Kビデオを再生するなども、初めて可能となりました。

NVIDIA 3D Vision™または3D Vision ProとCineform Neo3Dプラグインにより、ステレオスコピック3Dによる制作もサポートされました。Adobe Premiere Pro CS5のバージョン5.5では、手にはいりやすい価格のプロフェッショナル・グラフィックス・ソリューション、Quadro 2000とQuadro 2000Mが新しく認定されました。

NVIDIAの垂直市場ソリューション担当ジェネラルマネージャー、アンドリュー・クレッシ(Andrew Cresci)は、次のように述べています。「話は簡単です。時間が大事であり、かつ、Adobe Premiere Pro CS5.5のパワーを最大限に使いたいと思うなら、NVIDIAしか選択肢はありません。今回、認定GPUのラインナップが拡充されましたから、どのような予算でも、また、必要とするGPUパフォーマンスがどのレベルであっても、ジョブをすばやく効果的に処理するために必要な製品がかならずあるようになりました。」

Adobe Premiere Proを含むAdobe Creative Suite 5.5 Production Premiumのパフォーマンスを高めるように設計され、認定されているのは、NVIDIA GPUだけです。以下のNVIDIAグラフィックス・ソリューションが、Adobe Premiere Pro CS5.5を高速化すると認定されています。

デスクトップ・ワークステーション: モバイル・ワークステーション: コンシューマー:
Quadro 6000(新)
Quadro 5000
Quadro 4000
Quadro 4000 for Mac
Quadro 2000(新)
Quadro FX 5800
Quadro FX 4800
Quadro FX 4800 for Mac
Quadro FX 3800
Quadro CX
Quadro 5010M(新)
Quadro 5000M
Quadro 4000M (新)
Quadro 3000M (新)
Quadro 2000M (新)
GeForce GTX 580 (新)
GeForce GTX 570 (新)
GeForce GTX 470
GeForce GTX 285

Quadroプロフェッショナル・グラフィックス・カードは、Adobe Creative Suite 5.5 Production Premiumアプリケーションにおいて業界をリードするパフォーマンスと信頼性、互換性、安定性が提供できるように、NVIDIAが設計・開発を行いました。プロフェッショナルが必要とするパフォーマンスと信頼性を得るため、AdobeとNVIDIAは、Quadroソリューションを強く推奨します。AdobeもNVIDIAも、Adobe Premiere Proに最適でベストなユーザー体験が得られるQuadroソリューションとするため、膨大なエンジニアリング・リソースを投入しています。

Adobe Premiere Pro CS5バージョン5.5とNVIDIA GPUによるその高速化についての詳細は、//www.nvidia.co.jp/object/builtforadobepros_jp.htmlをご覧ください。

NVIDIA Quadroプロフェッショナル・グラフィックス・ソリューションについての詳細は、www.nvidia.co.jp/quadroをご覧ください。

NVIDIA Quadroについては、YouTubeにも情報があります。 ツイッターは@NVIDIAQuadroです。

(1)最大8倍のパフォーマンスと最大13倍のエンコーディングという数字は、NVIDIA社内におけるパフォーマンス検証の結果に基づくものです。検証は、RAM 24GB、Microsoft Windows 7 Professional(64ビット)のHP Z800ワークステーションでAdobe Premiere Pro CS5.5ソフトウェアを走らせ、同じHP Z800に搭載したNVIDIA FermiアーキテクチャーのNVIDIA QuadroプロフェッショナルGPU各種とIntel Xeon X5680 CPU 2個(X5680プロセッサー@3.33GHz×2)を比較しました。
(2) SPECviewperf11による検証の結果に基づく数字です。

NVIDIAについて
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米国で保有する特許は1,800以上で、近代的なコンピューティングの基礎となった発見や設計に関するものもあります。より詳しい情報については、//www.nvidia.co.jp あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA GPUおよびQuadroグラフィックスに関する機能、メリット、パフォーマンス、価格、影響、モダンコンピューティングに対する企業特許の効果など将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2011年1月30日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

 

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