並列処理の分野で開拓者的な教育と研究を推進する 優れた研究機関のネットワークに、世界的有名大学が参画
2011年7月5日 - カリフォルニア州サンタクララ -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、スタンフォード大学をCUDAセンター・オブ・エクセレンスとして認定したと発表しました。NVIDIA® CUDA®テクノロジーとNVIDIA GPUを使った並列処理の研究において先駆的な成果を挙げているからです。
スタンフォード大学でCUDAセンター・オブ・エクセレンスのプログラムを率いるのは、工学部の計算数理工学研究所(ICME)です。参加する学科は、コンピューター・サイエンス(CS)、計算地球環境科学センター(CEES)、機械工学科流体物理演算部門など多岐にわたります。
CUDAセンター・オブ・エクセレンス・プログラムでは、最前線で並列処理の研究を行う研究機関を認定し、その努力に報いるとともに、コラボレーションを推進します。今回の認定により、計算数学、科学計算、コンピューター・サイエンスの世界的リーダーであるスタンフォード大学が世界をリードする11の研究機関によるネットワークに加わりました。このネットワークには、並列処理の技術を高め、新たな用途を開発するというビジョンを実現し、世界を変える研究を産学の研究者ができるようにしてきた実績があります。
スタンフォード大学は、現在、CUDAアーキテクチャーと並列処理について、フル・コースからショート・コース、パートナー提供コースまで、数多くのコースを提供しています。今回、CUDAセンター・オブ・エクセレンスとして認定を受けたことから、今後、スタンフォード大学は、以下のようにさまざまな研究プログラムや教育プログラムにおいて、NVIDIAが提供するGPUコンピューティングの設備やグラントを活用できるようになります。
- メッシュをベースとした偏微分方程式ソルバーの開発-流れや機械といった物理現象のシミュレーションにおいて重要な役割を果たします
- 波形インバージョンによる地震波速度の評価
- 極超音速機、風力タービン、バッテリー、グリーン・ビル、金融市場など、大規模な工学システムに関する確率の評価と不確定性の定量的評価
スタンフォード大学計算数理工学研究所ディレクターでエネルギー資源工学科助教授でもあるマーゴット・ジェリッツェン(Margot Gerritsen)氏は、次のように述べています。「科学分野や工学分野においてイノベーションを推進する最新の計算アルゴリズムが開発できるように、スタンフォード大学の教員がコンピューティング・テクノロジーの最前線に立ちつづけることがとても重要だと我々は考えています。今回、認定を受けたおかげで、今後は、並列処理の教育プログラムや研究プログラムを大幅に拡充し、分野が異なる多くの研究者や学生に提供できるようになります。」
CUDAセンター・オブ・エクセレンスは高い競争力とプレステージを持つプログラムで、並列処理の研究と教育を強力に推進していれば、どの大学であってもCUDAセンター・オブ・エクセレンスの認定を申請することができます。
CUDAセンター・オブ・エクセレンスとして認定を受けている大学は、スタンフォード大学のほかに、ジョージア工科大学、ハーバード大学、中国科学院過程工程研究所、国立台湾大学、東京工業大学、清華大学(中国)、ケンブリッジ大学、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、メリーランド大学、テネシー大学、ユタ大学があります。NVIDIA CUDAセンター・オブ・エクセレンス・プログラムの詳細については、//research.nvidia.com/content/cuda-centers-excellenceをご覧ください。
CUDAはNVIDIAの並列コンピューティング・アーキテクチャーで、GPUのパワーを活用してコンピューティング・パフォーマンスを劇的に高めることができます。NVIDIA CUDA GPUはCUDA C/C++/Fortran、OpenCL、DirectComputeはもちろん、先日発表されたMicrosoft C++ AMPまで、GPUコンピューティング・プログラミングモデルのAPIと言語はすべてをサポートしています。
CUDAプログラミングモデルをカリキュラムに組みこんでいる大学は、450校を超えています。NVIDIA CUDAテクノロジーに関する詳しい情報は、CUDAをご覧ください。
スタンフォード大学と計算数理工学研究所(ICME)について
スタンフォード大学は、計算数学や科学計算、コンピューター・サイエンスの分野で国際的に有名な大学です。スタンフォード大学の計算数理工学研究所(ICME: Institute for Computational & Mathematical Engineering)は、学部生、大学院生、研究者を対象に数学的モデリングや科学計算、最先端の計算アルゴリズムなどのトレーニングを提供しています。計算数理工学研究所が大きな貢献をした分野としては、流体力学や固体力学、コンピューター・グラフィックス、リザーバー・モデリング、バイオエンジニアリング、不確定性の定量的評価、確率論、最適化、金融数学などがあります。計算数理工学研究所には修士課程と博士課程があり、4学部16学科の教員45人が大学院生140人の教育にあたっています。
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NVIDIAについて
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米国で保有する特許は1,900以上で、近代的なコンピューティングの基礎となった発見や設計に関するものもあります。より詳しい情報については、www.nvidia.co.jp あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
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本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA CUDAアーキテクチャの機能、メリット、パフォーマンス、価格、影響、モダンコンピューティングに対する企業特許の効果など将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジーの開発あるいは既存の製品やテクノロジーの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2011年5月1日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。
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