2012年5月14日 - カリフォルニア州サンタクララ、ワシントン州ベルビュー -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、IPWireless社が開発・所有していた一連の特許をIntellectual Ventures社(IV®)と共同で取得したと発表しました。
取得対象となった特許は、ワイヤレス通信分野における取得済み・申請中の特許、合わせて500件ほどで、LTE、LTE-Advanced、3G/4Gの基本コンセプトに関する特許も含まれています。
2012年4月30日に合意した買収契約の詳しい内容は非公開となっています。買収した特許の所有権はNVIDIAとIVとが分けあい、NVIDIAは取得しなかった分の特許について権利のライセンスを受けることになっています。今回の買収後も、IPWireless社は、使用料を支払うことなくこれらの特許をいつまでも利用できます。
NVIDIA上級副社長兼顧問弁護士のデイビッド・シャノン(David Shannon)は、次のように述べています。「NVIDIAはグラフィックス、ビジュアル、モバイルのコンピューティング分野で基本特許を数多く押さえていますが、今回の買収はそれを補完するものだと言えます。今回、さまざまな特許をIntellectual Ventures社と共同で取得したわけですが、これは、今後、モバイル関連ビジネスの拡充に大きく役立つでしょう。」
Intellectual Ventures社の発明投資ファンド(IIF)担当上級副社長、ロリア・イードン(Loria Yeadon)氏は、次のように述べています。「今回の買収で、IVは、幅広い技術分野に関係がある戦略的な特許ポートフォリオを手にすることができました。NVIDIAと協力し、比較的短い期間で契約をまとめたわけですが、NVIDIAが戦略的目標を達成できるような形にまとめることができました。この投資により、今後は、規格に欠くことのできない特許や重要な発明が利用できるようになり、活発な発明市場の構築をリードする当社の立場がさらに強化されることでしょう。」
IPWireless社CEOのビル・ジョーンズ(Bill Jones)氏は、次のように述べています。「利用しつづけられる形で特許ポートフォリオを売却できたので、今後も、市場をリードする製品を開発し、顧客各社にお届けしてゆくことができます。なお、IPWireless社としては、今後も、4G LTEを初めとするワイヤレス関連の知的財産に投資を続け、新しい発明を生みだしてゆきたいと考えています。」
IPWireless社はワイヤレスのブロードバンド接続およびブロードキャストのパイオニアで、最先端のワイヤレス・テクノロジーに関する発明を数多く生みだしています。Intellectual Ventures社は、発明者と発明の売り手・買い手が優れたアイデアに対する対価を得られる活発な発明市場を構築しようと努力しています。なお、今回の買収取引については、IPWirelessに対する財政面のアドバイザーとしてGCA Savvian Advisors社が関与しました。
Intellectual Venturesについて
Intellectual Ventures(IV)社は、2000年に創業された、イノベーションビジネスの世界的リーダーです。その業務は、優秀な発明家と協力する、パイオニア的企業と提携する、発明というプロセスにノウハウと資金を投入するなどです。ミッションは、世界的にイノベーションを推進する発明経済を活性化・スリム化することです。詳しくはwww.intellectualventures.comをご覧ください。
GTCについて
GPU Technology Conferenceは、GPUコンピューティングとビジュアライゼーション、そしてこのような技術が今後の科学やイノベーションにとって重要であるとの認識を世界的に高めることを目的とした会議です。GTCプレスルームでは、NVIDIAおよびそのパートナー各社の最新ニュースが閲覧できます。
About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果や3Dグラフィックスをはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが保有する特許は申請中のものも含めると4,500件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpまたは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
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本参考情報に記載されている記述の中には、IPWireless 社より買収した特許およびグラフィックス、ビジュアルコンピューティング、モバイルコンピューティング等に関連する特許ポートフォリオに関する影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパー ティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改 良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2012年1月29日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。
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