NVIDIA、G-SYNCテクノロジをゲーム・モニタに投入-ティアリングやカクカクした動き、レイテンシは過去の遺物となる|NVIDIA
 

NVIDIA、G-SYNCテクノロジをゲーム・モニタに投入-ティアリングやカクカクした動き、レイテンシは過去の遺物となる

 
 

ゲーム開発企業、ディスプレイ・メーカ、システムビルダが幅広いサポートを表明

2013年10月18日 - モントリオール - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、GPUとディスプレイの完璧な同期を初めて実現するNVIDIA G-SYNC™テクノロジを発表し、スクリーン表示のティアリングやカクカクした動き、レイテンシという昔からの問題を解決しました。

その結果、常に滑らかなフレームレートと超高速レスポンスが得られます。これは、いままでのディスプレイ技術では不可能だったことです。

何年も前から開発を進めてきたG-SYNC™テクノロジでは、モニタのリフレッシュ・レートがGPUのレンダリング・レートに同期されるため、レンダリングされた瞬間に画像が表示されます。シーンは瞬間的に表示され、オブジェクトはシャープになり、ゲームプレイはなめらかになるのです。

NVIDIAのGeForceビジネスユニット担当上級副社長、ジェフ・フィッシャー(Jeff Fisher)は、次のように述べています。「ピュアなゲーム体験を作りたいと開発を進めた結果、G-SYNCが完成しました。この技術は、いままでゲーマーとゲームとの間に立ちふさがっていた障害を取りのぞいてくれる画期的なものです。G-SYNCモニタでプレイしたら、普通のモニタには戻れなくなります。」

ディスプレイは、昔からリフレッシュ・レートが一定で、だいたいは1秒あたり60回(60ヘルツ)となっています。これに対してGPUがフレームをレンダリングするスピードは、ビデオゲームが動的であるため、可変となっています。GPU側でモニタと同期しようとすると、ティアリングという現象が発生してしまいます。V-SYNC(バーチカルSYNC)をオンにすればティアリングを防止できますが、今度はレイテンシが増加し、動きがカクカクしてしまいます。原因は、GPUとモニタのリフレッシュ・レートが違うからです。

このトレードオフをなくせるのがG-SYNCです。どのようなフレームレートであってもモニタをGPUに同期できるため、妥協のないPCゲーム体験が得られます。

G-SYNCテクノロジは、ゲーム・モニタに組み込まれたNVIDIA製G-SYNCモジュールのほか、KeplerベースGPUの一部に搭載されたハードウェアとソフトウェアで構成されます(NVIDIA G-SYNCをサポートしているGPUのリストはこちらにあります)。

大手ゲーム開発企業各社が絶賛
ゲームがシームレスにプレイできるG-SYNCテクノロジは、ゲーム開発者に大歓迎されました。

「過去10年、GPUのレンダリング能力が大きく向上したおかげで、複雑な3Dシーンや世界を表現できるようになりました。しかし、最もハイエンドのPCを使っても、ティアリングやカクカクした動きはなくならず、現実感が損なわれてしまうという問題がありました。NVIDIA G-SYNCは、この昔からの問題をエレガントに解決してくれます。G-SYNCディスプレイなら、驚くほど現実感のある映像が安定して得られるのです。G-SYNCは、文字どおり、すべてをよく見せてくれます。」
-Epic Games社創業者、ティム・スウィーニー(Tim Sweeney)氏

「コンピュータ・グラフィックスには大昔から引きずってきた制限がありますが、NVIDIAのG-SYNCテクノロジはその制限を解決してくれる真に革新的なソリューションです。G-SYNCのおかげで、ついに、ティアリングがまったくない映像をごく低いレイテンシで見られるようになりました。その結果得られる映像はまちがいなく連続的に動いていると感じられ、とてもご機嫌なものとなります。どれほどすごいかは、実際に見ないとわからないくらいですね。」
-DICE社テクニカル・ディレクタ、ヨハン・アンダーソン(Johan Andersson)氏

「G-Syncの登場で、ついにいいとこ取りが可能になりました。ティアリングやカクカクした動きなどの障害を心配することなく、GPUのパワーをすべて使い切ってすばらしいビジュアル体験を生みだすことができるのです。」
-Id Software社共同創立者、カーマック(John Carmack)氏

モニタ・メーカの発売計画
大手モニタ・メーカの多くは、G-SYNCテクノロジを2014年の製品ロードマップに組み込んでいます。早い段階でG-SYNCテクノロジ搭載製品を発売するのは、ASUS、BenQ、Philips、ViewSonicなどです。

「ASUSは、最先端のイノベーションによって最高のゲーム体験を提供したいと考えています。NVIDIAの新しいG-SYNCテクノロジについても、ASUSのゲーム用モニタ各種で提供できることを楽しみにしています。滑らかさという面でもビジュアルのクオリティという面でも信じられないほどステップアップするので、ゲーマのみなさんにも感動していただけるはずです。」
-ASUS社ディスプレイ・ビジネスユニット担当アソシエート・バイスプレジデント、ビンセント・チョウ(Vincent Chiou)氏

「G-SYNCを我々のプロフェッショナル・ゲーム・モニタに組み込めることをとても楽しみにしています。このふたつを組み合わせれば、ゲーマにとって大きく有利になりますし、まちがいなく、まったく新しい次元のゲーム体験がPCで得られるようになりますから。」
-BenQテクノロジ・プロダクト・センター、ジェネラルマネジャー、ピーター・チェン(Peter Chen)氏

「G-SYNCテクノロジ搭載のPhilipsモニタをゲーマ向けに販売できる日が待ち遠しくて仕方ありません。優れたゲーム体験がしたいと思う人なら、絶対に欲しくなるはずです。」
-TPV Technology社グローバル・プロダクト・マーケティング・ディレクタ、ショーン・シー(Sean Shih)氏(TPV Technology社はPhilipsブランドのモニタを販売している)

「G-SYNCがもたらすすばらしいビジュアル体験にViewSonicの社員は皆、たいへん興奮しています。高い評価を受けている我々のゲームとプロフェッショナル・ディスプレイでこの技術を限界まで活用するのを楽しみにしています。」
-ViewSonic社社長、ジェフ・ボルペ(Jeff Volpe)氏

システムビルダおよびインテグレータも絶賛
Digital Storm、EVGA、Falcon Northwest、Overlord、Scan Computersなど、業界トップクラスのシステムビルダとインテグレータも、数カ月先にはG-SYNCテクノロジの提供を予定しています。

「G-SYNCはディスプレイの未来だと言えます。この映像を体験したあと標準モニタに戻るといらいらします。それほどすごいのです。」
-Falcon Northwest社創業者兼CEO、ケルト・リーブス(Kelt Reeves)氏

「G-SYNCは、完全無欠のゲーム体験を提供してくれる革新的なテクノロジです。ティアリングやカクカクした動きに悩まされることなく、どのようなフレームレートでもすばらしいゲームプレイを顧客のみなさまに楽しんでいただける日を楽しみにしています。」
-Scan Computers社共同創立者、エラン・ラージャIII(Elan Raja III)氏

詳しい情報はNVIDIA.co.jpG-SYNCセクションをご覧ください。

NVIDIAの最新情報は、以下の方法で入手できます。

NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIAはビジュアルコンピューティングにおける、芸術と科学の先駆者であり続けています。NVIDIAのテクノロジは、ゲーマーから科学者、消費者から企業顧客にいたるまで、すべての人々にとって、ディスプレイの世界を双方向的発見の世界へ一変させています。当社の詳細についてはwww.nvidia.comおよび//blogs.nvidia.com、または日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

# # #

本参考情報に記載されている記述の中にはNVIDIA G-SYNCテクノロジの効果、恩恵、性能、およびNVIDIA G-SYNCテクノロジを取り入れた商品の効用など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Qの2013年7月28日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NVIDIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません

Copyright® 2013 NVIDIA Corporation. NVIDIA、NVIDIAのロゴ、NVIDIA G-SYNC、KeplerおよびGeForceは米国およびその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標または登録商標です。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有企業の商標または登録商標である可能性があります。機能、価格、可用性、および仕様は予告なしに変更されることがあります。