VMware Horizon DaaS PlatformとNVIDIA GRIDテクノロジ、ビジュアル・コンピューティングの必要な企業を対象に、生産性の向上とコストの削減を実現
2014年3月25日 - GTC 2014(カリフォルニア州サンノゼ) -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、企業向けデスクトップ仮想化の潜在能力をフルに引き出すものとして、NVIDIA GRID™テクノロジがVMware Horizon™ DaaS® Platformへの対応を実現し、クラウド経由で提供される仮想化デスクトップ/アプリケーション上で、3Dグラフィックスの表示が可能になったことを発表しました。
両社の技術が組み合わさることで、サービス・プロバイダにとっては、業界唯一のマルチテナント型DaaS(サービスとしてのデスクトップ)プラットフォームが実現しており、エンジニアリング企業、自動車メーカー、映画スタジオ、リテール・デザイナーなど、ビジュアル・コンピューティングを必要とする顧客を対象に、表現力豊かなグラフィックスのデスクトップ/アプリケーションの提供が可能となります。
DaaSによって、ユーザは、場所や時間、使用する接続型デバイスの種類に関わらず、グラフィックスを多用する3Dアプリケーションを利用できます。この結果、複数のロケーションを拠点とするプロジェクト・チームや請負業者を対象に、モバイル・アクセスやリモート・コラボレーションが可能となり、生産性を向上できます。マルチ・テナンシーは、ソフトウェア・アプリケーションのシングル・インスタンスを実現し、複数の顧客に対応するソフトウェア・アーキテクチャであり、俊敏性を高め、コストを削減できます。
NVIDIAのプロフェッショナル・ビジュアライゼーション&デザイン事業担当副社長兼ジェネラルマネジャー、ジェフ・ブラウン(Jeff Brown)は、次のように述べています。「NVIDIA GRIDテクノロジによって、世界中の企業に対し、仮想化ビジュアル・コンピューティングの扉が開かれました。当社とVMwareが力を合わせることで、お客様には、オンサイトの仮想化環境やクラウドを通じ、GPUの演算能力を柔軟な形でご利用いただけます。これによって、企業は従業員の生産性を高めつつ、ハードウェアのリソースを効率的に管理できます。」
様々なユーザとクラウドを対象に、圧倒的なパフォーマンスを実現
NVIDIA GRID GPUは、NVIDIA® Kepler™アーキテクチャをベースに開発されており、業界をリードするグラフィックス性能と、低レイテンシの表示技術の組み合わせにより、仮想デスクトップ上でパフォーマンスを最適化します。また、VMware Horizon DaaS Platformとの連動により、妥協のないビジュアル・コンピューティングがクラウド・サービスとして得られるため、AdobeのPhotoshop、AutodeskのDesign Suite、Creation Suiteなど、高負荷のビジュアル・グラフィックス・アプリケーションを使用する場合でも、モバイル・アクセスやオンデマンドのコラボレーションをシームレスに行うことが可能です。
Autodeskのシニア・ソフトウェア・アーキテクトのベン・コクラン(Ben Cochran)氏は、次のように述べています。「画期的な新商品から、建物、公共インフラストラクチャ、エンターテイメント大作まで、いかなる物を設計する場合でも、当社のお客様が求めておられるのは、圧倒的に高水準の視覚的な忠実度です。DaaSは、現在すでにNVIDIA GRIDに対応しているAutodeskの一連のソフトウェア・アプリケーションを補完するものです。」
VMwareのエンドユーザ・コンピューティング担当副社長兼ジェネラルマネジャー、サミット・ダワン(Sumit Dhawan)氏は、次のように述べています。「高出力のコンピューティングとビジュアル・グラフィックスを必要とする企業にとって、VMware Horizon DaaS PlatformとNVIDIA GRIDの組み合わせは、最高のソリューションといえます。並外れた3D品質のグラフィックス・アプリケーションをクラウド経由で提供することで、世界中のユーザは、モバイル・アクセスやコラボレーションを即座に行うことができ、企業はイノベーションを推し進めることが可能です。VMwareとNVIDIAは、それぞれの分野で業界をリードする存在であり、これら2社の協業は、お客様やサービス・プロバイダにとって、大きなメリットとなります。」
VMware Horizon DaaS Platformを使用することで、サービス・プロバイダは、デスクトップ・アプリケーションや3Dグラフィックス・アプリケーションを含む、包括的な仮想ワークスペースを構築するとともに、経費を予測可能で、予算を組みやすい、月額制のクラウド・サブスクリプション・サービスとして、エンドユーザにこれを提供できます。
市場での強力なメリット
NaviSite社のグループ副社長兼ジェネラルマネジャー、スメート・サバロワール(Sumeet Sabharwal)は、次のように述べています。「DaaSのメリットは、あらゆる業界のお客様にとって、極めて説得力があり、魅力的です。そして、業界で初めて、独自のDaaSオファーを持ち、ハイパフォーマンス・グラフィックスを必要とするお客様のニーズに対応することには、極めて大きな可能性があります。VMware Horizon DaaS PlatformとNVIDIA GRIDの組み合わせは、こうした機会に乗じることのできる、絶好のポジションを確立すると私たちは見ています。NaviSiteでは、自社のDaaS製品群を拡張し、年内にはNVIDIA GRIDテクノロジを採用する計画です。」
近日登場:仮想マシン対応、NVIDIA GRID仮想GPU
NVIDIA GRIDテクノロジのVMware Horizon DaaS Platformへの対応に関する今回の発表は、NVIDIAのCEO、ジェンスン・フアンとVMwareの最高技術責任者(CTO)のベン・ファティ(Ben Fathi)によって行われたもので、NVIDIAによる毎年恒例のGPU Technology Conferenceで行われた、フアンの基調講演が発表の舞台となりました。
NVIDIAとVMwareの両社は、VMwareの顧客がNVIDIA GRID vGPU™(仮想GPU)テクノロジを使用することで、VMwareの仮想マシンとのGPUの共有を可能にするという、共同開発プロジェクトについても発表しました。GPUあたり最大8人のユーザのプロビジョニングを行うことで、GRID vGPUは、グラフィックス体験で妥協することなく、複数の仮想デスクトップ間でGPUアクセラレーションを共有するという、業界で最も進化したテクノロジとなる見込みです。
GRID vGPUは、グラフィックス命令をGPUに直接送信できるよう設計されており、GPUハードウェアは、適切な量のメモリを割り当てて、各ユーザの要件に対応できます。今回の共同開発プロジェクトでは、グラフィックスを多用する複雑なアプリケーションを対象に、コストを最小限に抑えつつ、最高のパフォーマンスを顧客やサービス・プロバイダに提供することで、両社の共同ソリューションを実現することを目指しています。
提供状況と価格
NVIDIA GRIDテクノロジとVMware Horizon DaaS Platformは、サービス・プロバイダと顧客向けに、すでに提供を開始しています。VMwareの仮想マシンと連携する、NVIDIA GRID vGPUハードウェアのアーリーアクセス版は、一部顧客を対象に、年内の提供開始を予定しています。
フアンの基調講演は、GTCのWebサイト(www.gputechconf.com)でご覧いただけます。
NVIDIA GRIDの最新情報は、以下の方法で入手できます。
- LinkedInでNVIDIAとつながる。
- ツイッターで#GTC14にてつぶやく。
- YouTubeでNVIDIA GRIDの動画を見る。
- NVIDIAのブログを読む。
- NVIDIA GRIDフォーラムに参加する。
- FacebookでNVIDIAを「いいね!」する。
- PulseニュースリーダーでNVIDIA Daily Newsフィードを購読する。
VMware社について
VMware(NYSE:VMW)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド・インフラ・ソリューションを提供しています。VMwareは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援することで、信頼を得ています。VMwareは、50万社を超える顧客と7万5,000社を超えるパートナーを有しており、2013年の売上高は52億1,000万ドルでした。同社は現在、シリコンバレーに本社を置き、全世界にオフィスを展開しています。詳細については、www.vmware.comをご覧ください。
NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIAはビジュアルコンピューティングにおける、芸術と科学の先駆者であり続けています。NVIDIAのテクノロジは、ゲーマーから科学者、消費者から企業顧客にいたるまで、すべての人々にとって、ディスプレイの世界を双方向的発見の世界へ一変させています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpおよび//blogs.nvidia.com、または日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
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本参考情報に記載されている記述の中にはVMWare Horizon DaaS Platform対応のNVIDIA GRIDテクノロジ効果、恩恵や、NVIDIA GRIDvGPUの効果、恩恵、供給など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2014年1月26日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NVIDIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません
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