AI ベースの新しい NVIDIA DRIVE AGX Xavier システムにより、レベル 2+ の運転支援が可能となり、2020 年代初頭にもマーケットに投入
2018 年 10 月 10 日 、ドイツ ミュンヘン - GTC Europe - スウェーデンの自動車メーカーである Volvo Cars (以下、「Volvo」) と NVIDIA は本日、Volvo が同社の次世代車両に NVIDIA DRIVE AGX Xavier™ コンピューターを搭載し、その生産を 2020 年代初頭より開始すると発表しました。
DRIVE AGX Xavier は、高度に統合された AI 自動車コンピューターで、これによって、Volvo では自動運転機能の開発を効率化し、開発とサポートの総費用を削減できるようになります。初期のプロダクション リリースでは、これまでの先進ドライバー支援システムをさらに進化させた、レベル 2 以上の運転支援機能が装備されるようになります。
Volvo と NVIDIA の両社は、自動運転機能の開発で協力しており、全方位の状況認識とドライバー監視システムについて独自の方法を採用しています。NVIDIA ベースのコンピューティング プラットフォームを導入することで、Volvo は新しい接続サービスやエネルギー管理テクノロジ、車内パーソナリゼーション オプション、自律走行テクノロジを実装できるようになります。
NVIDIA の創業者/CEO の Jensen Huang (ジェンスン フアン) は、GTC Europe の基調講演で次のように発表しました。「完成度の高いオートパイロットにより、安全性と運転する際の快適さが大幅に向上するでしょう。あなたの車があなたを導き、あなたの安全を守ってくれるのです。このようなことを実現させるには、これまでなかったようなセンサー アーキテクチャや AI ソフトウェア、安全テクノロジが必要となります。安全テクノロジとイノベーションの世界的なリーダー企業である Volvo は、車両内の安全と快適さ、コンピューティング機能には直接的な関係があることを知っています」
また、Volvo Cars の社長兼最高経営責任者 (CEO) である Håkan Samuelsson (ホーカン サムエルソン) 氏は次のように述べています。「自律走行のローンチを成功させるには、膨大な量のコンピューティング パワーだけでなく、人工知能の継続的な進歩が欠かせません。当社と NVIDIA との契約は、この課題の達成に向けた重要な 1 片となるものであり、完全自律走行が可能な Volvo 車を安全にお客様にお届けするのを促進してくれます」
NVIDIA DRIVE AGX には、世界初の自律走行用内蔵プロセッサである NVIDIA Xavier SoC (システム オン チップ) が組み込まれています。安全を目的として設計された、Xavier SoC には、冗長かつ多様なアルゴリズムを実現するために、6 つの異なったタイプのプロセッサが内蔵されています。
本日のニュースは、2017 年 6 月に行われた、Volvo と NVIDIA の発表に続くものです。そのときに両社は、Veoneer および Zenuity と連携して、スケーラブルな NVIDIA DRIVE プラットフォームを使用し、Level 4 の高度に自動化された運転システムを開発すると発表しました。
NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、www.nvidia.com/ja-jp/ をご覧ください。
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