NVIDIA、2022 年会計年度第 2 四半期の業績を発表

  • 売上高は過去最高の 65 億 1,000 万ドルで、前年度より 68% 増
  • ゲーミングの売上高は過去最高の 30 億 6,000 万ドルで、前年度より 85% 増
  • データセンターの売上高は過去最高の 23 億 7,000 万ドルで、前年度より 35% 増

NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2021 年 8 月 1 日に終了した第 2 四半期の売上高が 65 億1,000 万ドルになったことを発表しました。前年同期から 68% 増加、前四半期から 15% 増加し、ゲーミング、データセンター、プロフェッショナル ビジュアライゼーションのプラットフォームが過去最高の売上高を記録しました。

米国 GAAP に基づく業績では、第 2 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は、前年同期から 276% 増加して過去最高の 0.94 ドルとなり、前四半期からは 24% の増加となりました。非 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は、前年同期から 89% 増加して 1.04 ドルとなり、前四半期からは 14% の増加となりました。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「アクセラレーテッド コンピューティングにおける NVIDIA の先駆的な活動により、グラフィックス、サイエンティフィック コンピューティングおよび AI は進化し続けています。

NVIDIA プラットフォームを使用することで、開発者は、我々の時代の最も影響力のある技術――自然言語理解、レコメンダー システムから自動運転車および物流センター、デジタル バイオロジーおよび気候科学、物理法則に従うメタバース ワールドに至るまで――を創造することが可能となります。

当四半期、NVIDIA AI Enterprise ソフトウェア スイート上で機能する AI ワークロードの開発、展開、拡張およびオーケストレーションを行うために、NVIDIA Base Command および Fleet Command を発表しました。NVIDIAの新しいエンタープライズ ソフトウェア、幅広い NVIDIA 搭載システム、システム パートナーおよびインテグレーション パートナーのグローバル ネットワークを通じ、NVIDIAは、AI の変革の力の恩恵を得るために競っている世界最大の産業を加速させることができます。

NVIDIAは、約 5 年かけて開発された、物理的にリアルな仮想世界の実行とその他のデジタル プラットフォームへ接続するシミュレーション プラットフォームである NVIDIA Omniverse を立ち上げたことを嬉しく思います。NVIDIAは、技術者、設計者、そして自律マシンでさえ Omniverse へ接続してデジタル ツインおよびインダストリアル メタバースを構築できる世界を思い描いています。」

NVIDIA は、第 2四半期に 1 億ドルの四半期現金配当を支払いました。2021 年 9 月 1日を配当基準日として、2021 年 9 月 23 日に 1 株当たり 0.04 ドルの次回四半期現金配当を支払う予定です。

2021 年 7 月 19 日に、NVIDIAは、2021 年 6 月 21 日を配当基準日として、株式配当の形での NVIDIA 普通株式の 1 対 4 の分割を完了しました。表示されたすべての株式および 1 株当たり金額は、株式分割を反映するために遡及的に修正されています。

2022 年会計年度第 2 四半期の概要

GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q2 FY22 Q1 FY22 Q2 FY21 Q/Q Y/Y
売上高 $6,507 $5,661 $3,866 15% 増 68% 増
売上高総利益率 64.8% 64.1% 58.8% 70 bps 増 600 bps 増
営業費用 $1,771 $1,673 $1,624 6% 増 9% 増
営業利益 $2,444 $1,956 $651 25% 増 275% 増
純利益 $2,374 $1,912 $622 24% 増 282% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $0.94 $0.76 $0.25 24% 増 276% 増
非 GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q2 FY22 Q1 FY22 Q2 FY21 Q/Q Y/Y
売上高 $6,507 $5,661 $3,866 15% 増 68% 増
売上高総利益率 66.7% 66.2% 66.0% 50 bps 増 70 bps 増
営業費用 $1,266 $1,189 $1,035 6% 増 22% 増
営業利益 $3,071 $2,557 $1,516 20% 増 103% 増
純利益 $2,623 $2,313 $1,366 13% 増 92% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.04 $0.91 $0.55 14% 増 89% 増

2022 年会計年度第 3 四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、68 億ドル ±2% となる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 65.2% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 67.0% ± 0.5% となる見込みです。
  • 営業費用は、GAAP ベースが約 19 億 6,000 万ドル、非 GAAP ベースが約 13 億 7,000 万ドルとなる見込みです。
  • GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の利益および費用は、費用が約 6,000 万ドルとなる見込みです (株式にかかる損益は除く)。
  • GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 11.0% ± 1% となる見込みです (株式報酬に関連した税制優遇措置の過不足などの個別項目は除く)。

ハイライト

前四半期の業績発表以降も、NVIDIA では以下の分野での進展がありました。

ゲーミング

データセンター

プロフェッショナル ビジュアライゼーション

  • 第 2 四半期売上高は過去最高の 5 億 1,900 万ドルで、前年同期から 156% 増加、前四半期から 40% 増加しました。
  • 何百万人ものユーザーが使用するアプリケーションである Blender と Adobe との新たな統合を通じ、世界初の 3D、リアルタイム シミュレーションおよびコラボレーション プラットフォームの NVIDIA Omniverse™ を拡張しました。
  • デスクトップ ワークステーション市場のボリューム セグメントへ RTX を導入し、ディスプレイ背面マウントからエッジ デバイスに至るまでの様々な新しいフォームファクターを可能にする NVIDIA RTX A2000 を発表しました。

オートモーティブ

  • 第 2 四半期売上高は 1 億 5,200 万ドルで、前年同期から 37% 増加、前四半期から 1% 減少しました。
  • 自動運転スタートアップ企業である AutoX の Gen5 ロボタクシー プラットフォームが NVIDIA DRIVE® を使用してレベル 4 の自律性を実現したことを発表しました。
  • NVIDIA DRIVE を搭載した 1,000 以上の自動運転システムを Amazon へ提供する計画に関して、Plus (自動運転トラック輸送会社) と協働しました。
  • 自動運転トラック輸送プラットフォームのスタートアップ企業である Embark が NVIDIA DRIVE を使用して Freightliner、Navistar International、PACCAR および Volvo のためにシステムを構築することを発表しました。

NVIDIA CFO によるコメント

NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント兼最高財務責任者 (CFO) であるコレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを、https://investor.nvidia.com/ でご覧いただくことができます (英語)。

カンファレンス コールおよび Web キャスト情報

第 2 四半期の業績とおよび現在の財務見通しについてのアナリストおよび投資家とのカンファレンス コールは、NVIDIA のインベスター リレーションズ Web サイト、 https://investor.nvidia.com でアクセス可能です。Web キャストは録音され、NVIDIA の 2022 年会計年度第 3 四半期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。

非 GAAP 財務指標について

NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結財務諸表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用) (純額)、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、買収関連およびその他の費用、IP 関連費用、関連会社以外への投資による損益、NVIDIAの上場株式の時価評価調整額、減債償却に関連する支払利息、該当する場合にはこれらの項目に関連して発生する税金の影響、ならびに州法の認可を受けた税制優遇措置を除外することができます。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産に関連する購入費と不動産や設備、無形資産に関連する主な支払の両方を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。

より詳細な 2022 年会計年度の第 2 四半期の業績は、こちらをご覧ください。

NVIDIA について
1999年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能(AI)を再定義しました。NVIDIAのアクセラレーテッド コンピューティングとAIにおける先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/