NVIDIAによるArm株式取得の取りやめ、Arm上場へ

NVIDIAおよびソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)は、NVIDIAがSBGからArm Limited(以下「Arm」)の株式を取得する契約を解消したことをお知らせします。両社は、取引完了のために誠 意を持って取り組んできましたが、これを阻む規制上の大きな課題があったため、契約の解消に至りました。Armはこれに代わり株式上場の準備に入ることとします。

NVIDIA 創業者/CEOのJensen Huang(ジェンスン・フアン)は次のように述べています。
「Armには明るい未来があり、私たちは今後数十年にわたり誇りあるライセンシーとして支援し続けます。Armは、コンピューティングにおける重要なダイナミクスの中心にいます。私たちは1つの会社にはなりませんでしたが、Armと密接に連携していくつもりです。孫氏がArmに行った多大な投資により、Arm CPUはクライアント コンピューティングだけでなく、スーパー コンピューティング、クラウド、AI、ロボティクスにまで活用の範囲が広がりました。Armは次の10年で最も重要なCPUアーキテクチャになるでしょう」

SBGは、Armと連携し、2023年3月期中の同社の株式上場の準備に入ることとします。SBGは、Arm の技術やIPが今後もモバイルコンピューティングと、人工知能の発展の中心であり続けると確信しています。

ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役 会長兼社長執行役員の孫 正義は次のように述べています。
「Armはモバイル革命にとどまらず、クラウド・自動車・IoT・メタバースなどにおける技術革新の中心となり、第二の成長期に入りました。これを機にArmを上場させ、更なる飛躍をしたいと思います。二つの素晴らしい企業を一緒にしようとしたNVIDIAのJensenと彼の優秀なチームに感謝するとともに、彼らの成功を祈っています」

NVIDIAとSBGは、NVIDIAがSBGからArmを買収する最終合意を締結したことを、2020年9月13日に発表していました。 本契約の条項に基づき、SBG※はNVIDIAが前払いした12.5億米ドルを保持し、第4四半期に利益計上します。NVIDIAは20年間のArmライセンスを保持します。

※ Arm株式の持分に応じて24.99%はSVF1に帰属

NVIDIA について
1999年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能(AI)を再定義しました。NVIDIAのアクセラレーテッド コンピューティングとAIにおける先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。
詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとデータによる革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れたプロセッサ設計とソフトウェアプラットフォームは、2,000億個以上のチップを通じて高度なコンピューティングを実現し、そのテクノロジーは、センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、あらゆる製品をセキュアにサポートしています。Armは1,000社以上のパートナーとともに、チップからクラウドまで、AI駆動のコネクテッド社会の中核となるコンピューティングのあらゆる分野において、設計、セキュリティ、管理を支えるテクノロジーの最先端を担っています。

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