画期的なSpectrum-4スイッチ、BlueField-3 DPU、ConnectX-7 SmartNICによる エンド ツー エンドの400Gハイパースケール ネットワーキング プラットフォームは4倍の加速を実現
カリフォルニア州サンタクララ—GTC— 2022年3月22日—NVIDIAは本日、大規模なデータセンター インフラストラクチャに必要な卓越したネットワーキング パフォーマンスと堅牢なセキュリティを可能にする次世代のイーサネット プラットフォームであるNVIDIA Spectrum™-4を発表しました。
世界初の400Gbpsエンド ツー エンド ネットワーキング プラットフォームであるNVIDIA Spectrum-4は、前世代の4倍のスイッチング スループットを提供するもので、1秒あたり51.2テラビットを誇ります。これは、NVIDIA Spectrum-4スイッチ ファミリー、NVIDIA ConnectX®-7 SmartNIC、NVIDIA BlueField®-3 DPU、およびDOCA™データセンター インフラストラクチャ ソフトウェアで構成されており、クラウドネイティブ アプリケーションを大規模に強化します。
AI向けに構築されたNVIDIA Spectrum-4は、データセンターが指数関数的に成長し、高性能、高度な仮想化、および大規模なシミュレーションを可能にする極めて高い性能、高度なセキュリティ、および強力な機能が要求される時代に適応します。 Spectrum-4イーサネット プラットフォームには、これらのテクノロジの要件に必要とされる、主要な機能が含まれています。
Spectrum-4スイッチは、通常のミリ秒ベースのデータセンターと比較して5〜6桁の改善となる、ナノ秒のタイミング精度を可能にします。また、前世代と比較し、ポートあたりの帯域幅は2倍速く、スイッチ台数は4分の1に、さらに40%低い消費電力でネットワークファブリックを高速化、簡素化、および保護します。
Spectrumプラットフォームは、3D設計コラボレーションおよびシミュレーションのためのNVIDIA Omniverse™プラットフォームでの正確な空間と時間のシミュレーションを可能にし、Spectrum-3スイッチ ファブリックは32台のOVXサーバーを接続してOVX SuperPODを形成します。
NVIDIAのネットワーキング担当バイスプレジデントであるケビン デイアリング(Kevin Deierling)は次のように述べています。「Omniverseなどの大規模なクラウド テクノロジの新時代には、データセンター アーキテクチャの変革が必要です。Spectrum-4プラットフォームの卓越したパフォーマンスと堅牢なセキュリティにより、データセンターは、社会の利益のため、可能性の限界を押し上げる画期的な発見に力を注ぐことができます」
NVIDIA Spectrum-4スイッチのパフォーマンスとイノベーション
NVIDIA Spectrum-4 ASICおよびSN5000スイッチ ファミリーは4Nプロセスに基づいており、1,000億を超えるトランジスタと、クラス最高の電力効率と総所有コスト (TCO) を実現する簡素化されたトランシーバ設計により構成されています。 アダプティブルーティングと強化された輻輳制御メカニズムと組み合わせて、400GbEで128ポートをサポートする51.2TbpsのASIC総帯域幅により、Spectrum-4はコンバージド イーサネット ファブリック上でRDMAを最適化し、データセンターを劇的に高速化します。
Spectrum-4 ASICは、MACsecやVXLANsecのサポートなどの最先端のセキュリティ機能に加えて、ハードウェアによる信頼の基点(root of trust)を介したセキュアブートをデフォルトで備えており、データ フローやネットワーク管理のセキュリティと整合性を確保します。
12.8Tbpsの暗号化帯域幅とBlueField-3 DPUおよびConnectX-7 SmartNICにも搭載されているこれらのセキュリティ機能により、Spectrum-4は、市場で最も高速かつ安全なエンド ツー エンドのイーサネットネット ワークプラットフォームです。
Spectrumスイッチ、BlueField、ConnectXを含むSpectrumプラットフォームは、AIアプリケーション、デジタルツイン、クラウド インフラストラクチャのパフォーマンスと拡張性を高め、最新のデータセンターで最高の効率と可用性を実現します。
拡大するSpectrumサポートのエコシステム
Spectrumプラットフォームの高速性、セキュリティ、および機能性は、最先端のデータセンターを構築するのに理想的であり、多くのパートナーに採用されています。
BlueField DPUは、テナントとインフラストラクチャ クラスターを複雑なコンテナー化されたワークロードを実行できる自動化およびデプロイメントツールと統合するエンド ツー エンドのクラウド ネイティブ アーキテクチャを含む、Red Hat OpenShiftのオフロードと高速化を実現しました。
BlueFieldは、VMwareのProject Montereyの中心であり、VMwareとNVIDIAは、データセンターのパフォーマンス、管理性、セキュリティの向上を目的として協業しています。
これにより、企業は、NVIDIA LaunchPadのBlueFieldを使用してVMwareの Project Monterey Betaにすぐにアクセスできます。 LaunchPadは、IT管理者がデータ駆動型アプリケーションを展開し、ワークフロー全体を完全な同じスタックで迅速にテストおよびプロトタイピングできるようにします。
BlueField-2 DPU と Palo Alto Networks VMシリーズの仮想次世代ファイアウォールおよびインテリジェントトラフィックオフロードサービスとの統合により、エンタープライズおよびサービス プロバイダー ネットワークの仮想ファイアウォールのパフォーマンスが最大5倍向上し、クラス最高のセキュリティイノベーションが実現します。
Spectrumプラットフォームは、Akamai、Baidu、Canonical、CheckPoint、Criteo、DDN、F5、Kuaisho、NetApp、OVHcloud、Pure Storage、Pluribus Networks、Red Hat、StackPath、VAST Data、VMware、WEKAなど、業界をリードする顧客やソフトウェアベンダー向けの最先端のデータセンター ネットワーキング インフラストラクチャを加速します。
Spectrumスイッチをシステムに統合している業界をリードするサーバーメーカーには、Hewlett Packard Enterprise、IBM、Lenovo、Supermicroなどがあります。
NVIDIA BlueField DPUは、ASUS、Atos、Dell Technologies、GIGABYTE、New H3C Information Technologies、IBM、Inspur Electronic Information、Lenovo、Nettrix、Pluribus Networks、Quanta / QCT、Supermicroなどのイノベーターによるソリューションで提供されています。
BlueField-3 DPUおよびSpectrum-4スイッチシステムは、今年後半に利用可能になります。 ConnectX-7は現在利用可能です。
NVIDIA Spectrumの詳細については、ジェンスン フアンのGTC 2022基調講演のリプレイをご覧ください。 GTC 2022に無料で登録し、NVIDIAおよび業界のリーダーによるセッションに参加してください。
NVIDIA について
1999 年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。
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