NVIDIA、2024 年会計年度第 1 四半期の業績を発表

  • 四半期売上高は 71 億 9,000 万ドルで、前四半期より 19% 増
  • データセンターの売上高は 42 億 8,000 万ドルで、過去最高を記録
  • 2024 年会計年度第 2 四半期の売上高は 110 億ドルの見通し

NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2023 年 4 月 30 日に終了した第 1 四半期の売上高が 71 億 9,000 万ドルになったことを発表しました。これは前年同期からは 13% 減、前四半期からは 19% 増となります。

米国 GAAP に基づく業績では、第 1 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は 0.82 ドルで、前年同期からは 28% の増加、前四半期からは 44% の増加となりました。非 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は 1.09 ドルで、前年同期からは 20% の減少、前四半期からは 24% の増加となりました。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「コンピューター業界において、アクセラレーテッド コンピューティングと生成AI という2 つの転換期を同時に迎えています。」

「企業が生成 AI をあらゆる製品、サービスおよび事業プロセスに適用すべくしのぎを削る中、世界中に設置された 1 兆ドル規模のデータセンター インフラは一般用途からアクセラレーテッド コンピューティングへと移行します。」

「H100、Grace CPU、Grace Hopper Superchip、NVLink、Quantum 400 InfiniBand および BlueField-3 DPU というNVIDIAのすべてのデータセンター向け製品を量産しています。NVIDIAは、当該製品に対する需要の急増に対応するため供給を大幅に増やしています。」

2024 年会計年度第 1 四半期に、NVIDIA は、現金配当で 9,900 万ドルの株主還元を実施しました。

NVIDIA は、2023 年 6 月 8 日を配当基準日として、2023 年 6 月 30 日に 1 株当たり 0.04 ドルを次回四半期現金配当として支払う予定です。

2024 年会計年度第 1 四半期の概要

GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q1 FY24 Q4 FY23 Q1 FY23 Q/Q Y/Y
売上高 $7,192 $6,051 $8,288 19%増 13%減
売上高総利益率 64.6% 63.3% 65.5% 1.3 pts増 0.9 pts減
営業費用 $2,508 $2,576 $3,563 3%減 30%減
営業利益 $2,140 $1,257 $1,868 70%増 15%増
純利益 $2,043 $1,414 $1,618 44%増 26%増
希薄後 1 株当たりの利益 $0.82 $0.57 $0.64 44%増 28%増
非 GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q1 FY24 Q4 FY23 Q1 FY23 Q/Q Y/Y
売上高 $7,192 $6,051 $8,288 19%増 13%減
売上高総利益率 66.8% 66.1% 67.1% 0.7 pts増 0.3 pts減
営業費用 $1,750 $1,775 $1,608 1%減 9%増
営業利益 $3,052 $2,224 $3,955 37%増 23%減
純利益 $2,713 $2,174 $3,443 25%増 21%減
希薄後 1 株当たりの利益 $1.09 $0.88 $1.36 24%増 20%減
 
 
業績の見通し
2024 年会計年度第 2 四半期については、以下のように予想されます。
  • 売上高は、110 億ドル ± 2% となる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 68.6% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 70.0% ± 0.5% となる見込みです。
  • 営業費用は、GAAP ベースが約 27 億 1,000 万ドル、非 GAAP ベースが約 19 億ドルとなる見込みです。
  • GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の利益および費用は、利益が約 9,000 万ドルとなる見込みです (関連会社以外への投資による損益は除く)。
  • GAAP 税率および非 GAAP 税率は、14.0% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。

ハイライト
前四半期の業績発表以降も、NVIDIA では以下の分野での進展がありました。

データセンター

ゲーミング

  • 第 1 四半期売上高は 22 億 4,000 万ドルで、前年同期から 38% 減少し、前四半期から 22% 増加しました。
  • GPU の GeForce RTX™ 4060 シリーズを 299 ドルで発売することを発表し、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャおよび DLSS の進歩をもたらしました。
  • Ada アーキテクチャに基づく GeForce RTX 4070 GPU を発表しました。これによって、DLSS 3、リアルタイム レイトレーシング、およびほとんどの最新ゲームを 1440p 解像度で毎秒 100 フレーム以上で実行する能力が有効になります。
  • DLSS 対応のゲームに関して、36 本のタイトルを追加し、ゲームおよびアプリの総数は 300 タイトルに達しました。
  • サイバーパンク 2077』 のアップデートに関して CD PROJEKT RED と協力することで、メジャーなゲーム タイトルで初めてパス トレーシングを利用できるようにしました。
  • GeForce NOW に初めて登場する Microsoft Xbox のゲーム、『Gears 5』を含むGeForce NOW 対応のゲーム タイトルを 1,600 本超へと拡大しました。

プロフェッショナル ビジュアライゼーション

  • 第 1 四半期売上高は 2 億 9,500 万ドルで、前年同期から 53% 減少し、前四半期から 31% 増加しました。
  • 産業用メタバース アプリケーションの開発および展開に向け、Microsoft Azure 上で実行されるフルマネージド サービスの NVIDIA Omniverse Cloud™ を発表しました。
  • Microsoft 365 アプリケーションをOmniverseと接続するため Microsoft とのコラボレーションを拡大しました。
  • Ada アーキテクチャに基づくモバイルおよびデスクトップ ワークステーション向けの 6 つの新しい NVIDIA RTX™ GPU を発表しました。

オートモーティブ

NVIDIA CFO によるコメント
NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント兼最高財務責任者 (CFO) であるコレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを、 https://investor.nvidia.com/でご覧いただくことができます (英語)。

カンファレンス コールおよび Web キャスト情報
2024 年会計年度第 1 四半期の業績と現在の財務見通しについてのアナリストおよび投資家とのカンファレンス コールは、NVIDIA のインベスター リレーションズ ウェブサイト、https://investor.nvidia.com でアクセス可能です。Web キャストは録音され、NVIDIA の 2024 年会計年度第 2 四半期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。

非 GAAP 財務指標について
NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結財務諸表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用) (純額)、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、買収打ち切り費用、株式報酬費用、買収関連およびその他の費用、IP 関連費用、和解費用等、関連会社以外への投資による損失、減債償却に関連する支払利息、および該当する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産に関連する購入費と不動産や設備、無形資産に関連する主な支払いの両方を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。

NVIDIA について
1993年の創業以来、NVIDIA(https://www.nvidia.com/ja-jp/)  (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアです。同社が 1999 年に発明した GPU は、PC ゲーム市場の成長を促進し、コンピューター グラフィックスを再定義して、現代の AI の時代に火をつけながら、産業用メタバースの創造を後押ししています。NVIDIA は現在、業界を再形成しているデータセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業です。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/

コンピューター業界において 2 つの移行 (すなわち、アクセラレーテッド コンピューティングと生成 AI への移行) が同時に起きていること、企業が生成 AI をあらゆる製品、サービスおよび事業プロセスに適用すべくしのぎを削る中、世界中に設置されたデータセンター インフラは一般用途からアクセラレーテッド コンピューティングへと移行していること、NVIDIA のすべてのデータセンター向け製品群が稼働していること、NVIDIA は需要の急増に対応するため供給を大幅に増やしていること、NVIDIA の次回四半期現金配当、NVIDIA の2024 年度第 2 四半期の財務見通しおよび予想税率、NVIDIA Ada、NVIDIA Hopper、NVIDIA Grace Hopper CPU、NVIDIA L4 Tensor コア GPU、NVIDIA AI Foundations、NVIDIA cuLitho ソフトウェア ライブラリ、NVIDIA H100 Tensor コア GPU、NVIDIA AI Enterprise、GeForce RTX GPU、DLSS 3、GeForce NOW、NVIDIA Omniverse Cloud、Omniverse、NVIDIA RTX GPU、および NVIDIA DRIVE Orin を含む、NVIDIAの製品およびテクノロジの便益、影響、性能、機能および能力、ならびに Google Cloud、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure、ServiceNow、Medtronic、Dell Technologies、CD PROJEKT RED、Microsoft および BYD との協力を含む、NVIDIAの協力の便益および影響など、本プレスリリースにおける一定の記載は、将来予測的なものが含まれており、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA 製品や協業企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に NVIDIA 製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある 場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません

© 2023 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、NVIDIA ロゴ、NVIDIA Grace、NVIDIA Hopper、NVIDIA Omniverse、NVIDIA RTX、および NVLink は米国およびその他の国々の NVIDIA Corporation (エヌビディア コーポレーション) の商標および/または登録商標です。その他の会社名や製品名についても、それらに関連付けられる各会社の商標である可能性があります。製品の特徴、価格、発売・販売および仕様は、予告なしに変更されることがあります。