NVIDIA、2024 年会計年度第 4 四半期および通年の業績を発表

  • 四半期売上高は過去最高の 221 億ドルで、第 3 四半期から 22% 増、前年同期から 265% 増
  • データセンターの四半期売上高は過去最高の 184 億ドルで、第 3 四半期から 27% 増、前年同期から 409% 増
  • 通年の売上高は過去最高の 609 億ドルで、126% 増

NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は本日、2024 年 1 月 28 日に終了した第 4 四半期の売上高が 221 億ドルになったと発表しました。前四半期から 22% 増加し、前年同期から 265% 増加しました。

米国 GAAP に基づく業績では、第 4 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は 4.93 ドルで、前四半期から 33% 増加し、前年同期から 765% 増加しました。非 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は 5.16 ドルで、前四半期から 28% 増加し、前年同期から 486% 増加しました。

2024 年会計年度の売上高は 126% 増加し、609 億ドルとなりました。GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は 11.93 ドルで、前年度から 586% 増加しました。非 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は 12.96 ドルで、前年度から 288% 増加しました。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「アクセラレーテッド コンピューティングと生成 AI は重要な段階に来ています。世界中の企業、産業、国で需要が急増しています。

NVIDIA のデータセンター プラットフォームの原動力となる要因はますます多様化しており、大規模クラウド サービス プロバイダーからのデータ処理、トレーニング、推論に対する需要や GPU に特化したもの、さらにはエンタープライズ ソフトウェア企業や消費者向けインターネット企業からのものもあります。自動車、金融サービスおよびヘルスケアを中心とする各産業からの需要は、現時点で数十億ドル規模に達しています。

発表後 6 年も経っていない NVIDIA RTX は、今や生成 AI 向けの大規模 PC プラットフォームであり、1 億人のゲーマーやクリエイターが利用しています。来年度は大規模な新製品サイクルが始まり、我々の業界の発展に資する類を見ないイノベーションをもたらします。3 月の GTC にぜひご参加ください。NVIDIA と多数のエコシステム各社がエキサイティングな未来をお見せします」

次回の四半期現金配当は 1 株当たり 0.04 ドルで、2024 年 3 月 6 日を配当基準日として 2024 年 3 月 27 日にすべての株主に支払う予定です。

2024 年会計年度第 4 四半期の概要

GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q4 FY24 Q3 FY24 Q4 FY23 Q/Q Y/Y
売上高 $22,103 $18,120 $6,051 22% 増 265% 増
売上高総利益率 76.0% 74.0% 63.3% 2.0 pts 増 12.7 pts 増
営業費用 $3,176 $2,983 $2,576 6% 増 23% 増
営業利益 $13,615 $10,417 $1,257 31% 増 983% 増
純利益 $12,285 $9,243 $1,414 33% 増 769% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $4.93 $3.71 $0.57 33% 増 765% 増
非 GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q4 FY24 Q3 FY24 Q4 FY23 Q/Q Y/Y
売上高 $22,103 $18,120 $6,051 22% 増 265% 増
売上高総利益率 76.7% 75.0% 66.1% 1.7 pts 増 10.6 pts 増
営業費用 $2,210 $2,026 $1,775 9% 増 25% 増
営業利益 $14,749 $11,557 $2,224 28% 増 563% 増
純利益 $12,839 $10,020 $2,174 28% 増 491% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $5.16 $4.02 $0.88 28% 増 486% 増

2024 年会計年度の概要

GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) FY24 FY23 Y/Y
売上高 $60,922 $26,974 126% 増
売上高総利益率 72.7% 56.9% 15.8 pts 増
営業費用 $11,329 $11,132 2% 増
営業利益 $32,972 $4,224 681% 増
純利益 $29,760 $4,368 581% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $11.93 $1.74 586% 増
非 GAAP ベース
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) FY24 FY23 Y/Y
売上高 $60,922 $26,974 126% 増
売上高総利益率 73.8% 59.2% 14.6 pts 増
営業費用 $7,825 $6,925 13% 増
営業利益 $37,134 $9,040 311% 増
純利益 $32,312 $8,366 286% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $12.96 $3.34 288% 増

業績の見通し
2025 年会計年度第 1 四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、240 億ドル ± 2% となる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 76.3% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 77.0% ± 0.5% となる見込みです。
  • 営業費用は、GAAP ベースが約 35 億ドル、非 GAAP ベースが約 25 億ドルとなる見込みです。
  • GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の利益および費用は、利益が約 2 億 5,000 万ドルとなる見込みです (関連会社以外への投資による損益は除く)。
  • GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 17.0% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。

ハイライト
前四半期の業績発表以降も、NVIDIA では以下の分野で躍進を遂げました。

データセンター

ゲーミング

  • 第 4 四半期売上高は 29 億ドルで、前四半期から横ばい、前年同期からは 56% 増となりました。通年の売上高は 15% 増加し、104 億ドルとなりました。
  • DLSS 3.5 レイ再構成 および NVIDIA Reflex を含む最新の NVIDIA RTX™ テクノロジをサポートする GeForce RTX™ 40 SUPER シリーズ GPU を 599 ドルからの価格で発売しました。
  • 大規模言語モデル上で推論を加速する Tensor-RT™ LLM など、導入数が 1 億台を超える RTX AI PC のための生成 AI の機能、そしてユーザーが自身のコンテンツでチャットボットをパーソナライズできるようにする技術デモの Chat with RTX を発表しました。
  • ゲームおよびアプリケーション開発者が最先端生成 AI モデルを NPC (ノン プレイヤー キャラクター) へ統合できるようにする NVIDIA Avatar Cloud Engine 向けマイクロサービスを導入しました。
  • NVIDIA DLSS、レイ トレーシングなどの NVIDIA RTX テクノロジを活用した AI 搭載 RTX ゲームおよびアプリケーションの本数が 500 本の節目を達成しました。

プロフェッショナル ビジュアライゼーション

  • 第 4 四半期売上高は 4 億 6,300 万ドルで、前四半期から 11% 増加し、前年同期から 105% 増加しました。通年の売上高は 1% 増加し、16 億ドルとなりました。
  • グローバルなオートモーティブ コンフィギュレーター エコシステムによる NVIDIA Omniverse™ の採用を発表しました。
  • 最新の AI、グラフィックス、コンピューティング テクノロジをコンパクトなワークステーションにもたらす NVIDIA RTX 2000 Ada 世代 GPU を発表しました。

オートモーティブ

  • 第 4 四半期売上高は 2 億 8,100 万ドルで、前四半期から 8% 増加し、前年同期からは 4% 減少しました。通年の売上高は 21% 増加し、11 億ドルとなりました。
  • Great Wall Motors、ZEEKR、Xiaomi がインテリジェントな自動運転システムに DRIVE Orin™ を使用し、Li Auto が集中型車載コンピューターとして DRIVE Thor™ を採用するなど、NVIDIA DRIVE® プラットフォームの採用が拡大していることを発表しました。

NVIDIA CFO によるコメント
NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント 兼 最高財務責任者 (CFO) であるコレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを、https://investor.nvidia.com でご覧いただくことができます (英語)。

カンファレンス コールおよび Web キャスト情報
2024 年会計年度第 4 四半期と 2024 年会計年度の業績および現在の財務見通しについてのアナリストおよび投資家向けカンファレンス コールは、NVIDIA のインベスター リレーションズ ウェブサイト、https://investor.nvidia.com でアクセス可能です。Web キャストは録音され、NVIDIA の 2025 年会計年度第 1 四半期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。

非 GAAP 財務指標について
NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結財務諸表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用) (純額)、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、買収打ち切り費用、株式報酬費用、買収関連およびその他の費用、IP 関連費用、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、および該当する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産に関連する購入費と不動産や設備、無形資産に関係する主な支払いの両方を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。

NVIDIA について
1993年の創業以来、NVIDIA(https://www.nvidia.com/ja-jp/) (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアです。同社が 1999 年に発明した GPU は、PC ゲーム市場の成長を促進し、コンピューター グラフィックスを再定義して、現代の AI の時代に火をつけながら、産業用メタバースの創造を後押ししています。NVIDIA は現在、業界を再形成しているデータセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業です。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/

本プレスリリースに含まれる特定の記述には、以下のような記述が含まれますが、これらに限定されるものではありません:アクセラレーテッド コンピューティングと生成AIの需要は、企業、産業、国家を越えて世界中で急増中。NVIDIAのデータセンター プラットフォームは、大規模なクラウド サービス プロバイダーやGPUに特化したプロバイダーからのデータ処理、トレーニング、推論に対する需要や、エンタープライズ ソフトウェアやコンシューマー インターネット企業からの需要など、ますます多様化する推進力によって支えられています; NVIDIAの次回の四半期現金配当、NVIDIAの2025年度第1四半期の財務見通しと予想税率; NVIDIA AIプラットフォーム、NVIDIA DGX Cloud、NVIDIA DGX SuperPOD、NVIDIA NeMo Retriever、NVIDIA MONAIクラウドAPI、NVIDIA HopperアーキテクチャGPU、NVIDIA GeForce RTX 40 SUPERシリーズGPU、NVIDIA DLSS 3. 5 Ray レイ再構成、NVIDIA Reflex、NVIDIA TensorRT-LLM、Chat with RTX、NVIDIA Avatar Cloud Engine用マイクロサービス、NVIDIA DLSS、レイトレーシングおよびその他のNVIDIA RTXテクノロジ、NVIDIA Omniverse、NVIDIA RTX 2000 Ada 世代 GPU、NVIDIA DRIVEプラットフォーム、NVIDIA DRIVE OrinおよびNVIDIA DRIVE Thor、ならびにサードパーティとの協業など、本プレスリリースにおける一定の記載は、将来予測的なものが含まれており、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA 製品や協業企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に NVIDIA 製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある 場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。

© 2024 NVIDIA Corporation. 無断複写・転載を禁じます。 NVIDIA、NVIDIA ロゴ、NVIDIA Grace、NVIDIA Hopper、NVIDIA Omniverse、NVIDIA RTX、および NVLink NVIDIA、NVIDIA ロゴ、GeForce、 GeForce RTX、 NVIDIA DGX、 NVIDIA DGX SuperPOD、NVIDIA DRIVE、NVIDIA DRIVE Orin、NVIDIA DRIVE Thor、NVIDIA Hopper、NVIDIA MONAI、NVIDIA NeMo,、NVIDIA Omniverse、NVIDIA RTX、および TensorRTは米国およびその他の国々の NVIDIA の商標および/または登録商標です。その他の会社名や製品名についても、それらに関連付けられる各会社の商標である可能性があります。製品の特徴、価格、発売・販売および仕様は、予告なしに変更されることがあります。