COMPUTEX 2023: GeForce RTX ノート PC や Studioノート PC および GPU を多数展示。G-SYNC と ULMB 2 を搭載したゲーミング モニターも

1981 年から始まった COMPUTEX は世界をリードするコンピューター テクノロジ見本市であり 、26 か国から 1,000 社を超える企業が出展し、その最新技術、新製品、未来のイノベーションを披露します。NVIDIA CEO のジェンスン フアンによる基調講演で開幕式の幕が上がりました。CEO はこの講演で次世代 AI の到来を告げ、あらゆる産業と世界に与える影響について触れました。

COMPUTEX には、ゲーミング (最近発表された NVIDIA ACE for Games も含まれます)、創作、STEM、一般業務、建築、データ サイエンス、データ センター、クラウド コンピューティング、デザインとシミュレーション、ロボティクス、エッジ コンピューティング、ハイパフォーマンス コンピューティング、自動運転車両などに向けた NVIDIA AI 搭載ソリューションが展示され、参加者たちはいたるところで NVIDIA テクノロジを体験しました。

ゲーマーとクリエイターのために、たくさんのパートナー企業が 50 を超える NVIDIA 搭載製品を発表しました。パワフルで新しい 14” GeForce RTX ノート PC と NVIDIA Studio ノート PC、新しい GPU デザイン、新しい G-SYNC モニターなどです。世界初の Ultra Low Motion Blur 2 ディスプレイも公開されました。

NVIDIA のパートナー企業がゲーマーとクリエイター向けに NVIDIA テクノロジを幅広く採用していることから、NVIDIA のコーポレート カラーである緑で COMPUTEX が染まりました。

参加者は GeForce RTX 40 シリーズ搭載のさまざまなデスクトップ、ノート PC、G-SYNC ディスプレイで以下を試遊できました。

• 『サイバーパンク2077』のレイ トレーシング オーバードライブ モード: フル レイ トレーシング モード (別名、パス トレーシング) のテクノロジ プレビューによって、GeForce RTX GPU だけが可能にする驚異的な忠実度とパフォーマンスが披露されました。
• 『オーバーウォッチ2』: 超高フレーム、NVIDIA Reflex による最小のシステム遅延、リフレッシュ レートの高い G-SYNC ゲーミング モニターによる非常に滑らかかつ鮮やかな映像でプレイする『オーバーウォッチ2』は、GeForce RTX でゲームをプレイすることの優位性を示すものです。
• 『リビッツ！ビッグ・アドベンチャー』: 高い評価を得ているこのプラットフォーム アクションの美しい映像は、レイ トレーシングが施された無数のエフェクトによってさらに強化されます。NVIDIA DLSS 3、シェーダー実行リオーダリング、NVIDIA Reflex によって最高のパフォーマンスとゲームプレイが得られます。
• 『Returnal』: いちかばちかのハイ スピード弾幕アクションには、高速なフレーム レートと最小のシステム遅延が必須です。パフォーマンスを 2.2 倍に上げる DLSS 3 と唯一無二の Reflex テクノロジにより、『Returnal』と GeForce RTX の組み合わせは最高のゲーム体験を届けます。
• 『Portal with RTX』: NVIDIA RTX Remix で制作された 『Portal with RTX』は名作ゲーム『Portal』の無料アップデートであり、グラフィックス全体にレイ トレーシングが施され、新しいモデル、新しいテクスチャなどが導入されており、すべて DLSS 3 で高速処理されます。

NVIDIA Studio プラットフォームは創造的プロセスを大幅に強化し、愛好家、新進気鋭のアーティスト、業界のプロフェッショナルに等しく、最高のパフォーマンスと安定性を届けます。クリエイター向けの人気アプリを RTX と AI で高速化し、AI を動力とする独自のツールを一式備え、専用のドライバーでソフトウェアのパフォーマンスと安定性を最大まで引き上げる NVIDIA Studio は、クリエイター向けの最高級プラットフォームとして急速に成長しています。

COMPUTEX の参加者はパートナー企業のブースで以下を実際にご体験いただけました。

• AV1 Livestreaming: AV1 は帯域幅の使用が少なく、映像品質を大幅に向上させます。業界をリードするストリーミング/レコーディング アプリでの採用が急増しています。オンライン サービスでも AV1 が採用されており、ライブ配信がエンドツーエンドでサポートされます。GeForce RTX 製品や NVIDIA Studio 製品なら最高のサービスを提供できます。
• RTX Video Super Resolution: ライブ配信、配信サービス、動画プラットフォーム、ローカル動画ファイルなどを、AI の力でリアルタイム アップスケールします。
• NVIDIA Broadcast: この無料のアプリはあらゆる部屋をホーム スタジオに変えます。AI で強化された音声と映像があなたのライブ配信、音声チャット、ビデオ会議を次のレベルへと引き上げます。
• NVIDIA Canvas: この無料アプリは AI と GeForce RTX のパワーを利用し、単純な線画をリアルな風景画に一瞬で変えます。
• Blender: 世界で最も人気のある 3D 制作スイートに新しい機能が追加されました。Open Shading Language (OSL) シェーダーと NVIDIA OptiX レイトレーシング エンジンがレンダリング スピードを最大 36 倍にします。
• NVIDIA Encoder: GeForce RTX 40 シリーズの GPU ではいずれも、この AV 1 対応の第 8 世代 NVIDIA Encoder が動画エンコードの専用コンポーネントとして使われ、CPU の負担を減らします。そうしてシステムが解放されるため、ゲームが高速なフレームレートで実行され、同時に配信されます。また、Premiere やその他のアプリでエンコードが可能な限り速くなります。詳しくはこちらをご覧ください。

1976 年に設立された Acer は、コンピューター テクノロジを他社に劣らず長期にわたって開発してきました。COMPUTEX 2023 で、Acer は新しい Predator Triton 16 GeForce RTX ノート PC をお披露目しました。GeForce RTX 4070 Laptop GPU、Intel Core i9-13900H CPU、32GB の RAM、2TB M.2 SSD で構成できるようになっています。16 インチの 2560x1600 ディスプレイは最大 240Hz で動作する WQXGA パネルであり、ゲーミング時のリフレッシュ レートが速く、G-SYNC を備えており、ピーク時の輝度は 500 ニットとなっています。また、冷却能力と静音性を最大まで上げるため、液体金属を使用し、最適な方法で CPU から熱を逃します。

価格は $1799 からで、9 月に発売予定です。

また、以下の製品も展示されました：

• Predator XB273U F: この 360Hz 1440p G-SYNC ゲーミング モニターは G-SYNC Ultra Low Motion Blur 2 (ULMB 2) を導入した初のモニターであり、対戦型ゲームにおける動く映像のなめらかさには並ぶものがありません。
• Swift X 14: NVIDIA Studio 14” ノート PC は、GeForce RTX 40 シリーズの Laptop GPU の最新モデルを搭載しており、高性能アプリケーションを薄型軽量デバイスで処理することを初めて可能にしました。また、業界で最も優れた電力効率、AI を動力とするテクノロジ、NVIDIA Studio 拡張機能を特徴としています。GeForce RTX 40 シリーズのノート PC に関する詳細はこちらの発表記事をご覧ください。
• Predator Orion 7000: カスタマイズとアップグレードが可能で、ユニークな特徴をいくつか備えた、どこをとっても Acer な PC。
• Predator Helios 3D 15 SpatialLabs Edition: 特別な眼鏡を必要としない、唯一無二の 3D 立体映像ゲーミング ノート PC。
• Predator Triton 14: Triton の 14" バージョンであり、薄型で持ち運び可能なフォーム ファクターながら GeForce RTX のパワーを備えています。さまざまなスペック オプションがありますが、いずれもGeForce RTX 4070 Laptop GPU を搭載できます。

COMPUTEX 2023 で ASUS は、10 機種の GeForce RTX 40 シリーズ ノート PC を含む、さまざまな製品を展示しました：

ROG Strix SCAR 16 は最高のスペックで作られる ASUS のフラッグシップ モデルです。GeForce RTX 4090 Laptop GPU を 175 ワットで、24 コア、32 スレッドの i9-13980HX を 65 ワットで動かしますが、いずれも液体金属 Conductonaut Extreme、7 ヒートパイプ、トリプル ファン設定で冷却します。また、240Hz で動作する 16 インチの QHD Mini LED Nebula HDR/Dolby Vision ディスプレイと Dolby Atmos スピーカーを備えています。仕様の詳細についてはこちらをご覧ください。

もうひとつの主力である Zenbook Pro 14 OLED は薄型軽量でエレガントなボディながら外出先でも創作活動できるパワーを備えています。GeForce RTX 4070 Laptop GPU、i9-113900H、14.5 インチ 120Hz OLED NanoEdge ディスプレイという仕様で、携帯性に優れ、電池が非常に長持ちし、NVIDIA Studio アプリで優れたパフォーマンスを発揮します。

また、以下の製品も展示されました：

• ASUS グラフィックス カードの ROG STRIX GeForce RTX 4090 OC 版、ROG STRIX GeForce RTX 4080 OC 版、ProArt GeForce RTX 4070 Ti。
• ROG MATRIX GeForce RTX 4090 グラフィックス カード: ASUS で最高の GPU ブースト クロック、液体金属、銅製コールド プレート、360mm ラジエーター、デイジーチェーン対応磁気ファンを備えた新しいオールインワン液体冷却カード。
• ROG Swift 360Hz PG27AQN: ULMB 2 や NVIDIA Reflex Analyzer などに対応した 27 インチ 360Hz 1440p G-SYNC ゲーミング モニター。

GIGABYTE が COMPUTEX 2023 で展示した製品が AORUS 17X です。21.8mm という薄型の 17.3 インチ ノート PC に 175 ワットの GeForce RTX 4090 Laptop GPU、i9-13980HX、1440p 240Hz 100% DCI-P3 という色精度に優れたディスプレイを搭載しています。

また、以下の製品も展示されました：

• OLED ノート PC の AERO 14” と AERO 16” : この 2 つの GeForce RTX 40 シリーズ NVIDIA Studio ノート PC は色の調整が施されており、テュフ ラインランドの低ブルーライト基準と Eyesafe® 2.0 を満たすことが認定されています。携帯性に優れながらパワフルなノート PC を求めているクリエイターに最適です。
• GeForce RTX­­ 4060 Ti GAMING OC: GIGABYTE のトリプル ファン、デュアル BIOS カスタム カード。

INNO3D の GeForce RTX 4060 Ti TWIN X2 OC WHITE は魅惑的な銀と白のデザインで展示会の主役に躍り出ました。デュアル ファン/デュアル スロットのカードには、3 つのヒートパイプ、冷却強化用のパススルー バックプレート、GPU から可能な限り熱を逃す銅製のベースといった特徴があります。

さらなる冷却性能を求めるゲーマーのために、INNO3D と GeForce RTX 4060 Ti ICHILL X3 も披露しました。黒と白の 2 色があります。

MSI の GeForce RTX 40 シリーズ NVIDIA Studio ノート PC である Stealth 14 Studio A13VE は重さがわずか 1.7kg です。この 19mm の薄型/超軽量ノート PC は軽量のマグネシウム/アルミニウム合金で製造されており、GeForce RTX 4070 Laptop GPU と第 13 世代 Intel Core i7 CPU を搭載できます。この携帯性に超絶優れた 14" コンピューターに採用されている一連のテクノロジ、デザイン、ハードウェアが、14" 1440p 240Hz ディスプレイでの優れたゲーム/アプリ パフォーマンスを可能にします。

また、以下の製品も展示されました：

• Raider GE78 HX Smart Touchpad 13V: 魔法のような接触入力タッチパッドがさまざまな操作を指先で可能にし、この GeForce RTX 40 シリーズ ノート PC の生産性をすばらしいものにします。
• MSI のデスクトップ PC である MPG Trident AS、MPG Infinite X2 13F、MEG Trident X2 は形状こそ異なりますが、すべて GeForce RTX 40 シリーズ グラフィックスを備えており、多くの場合、個性的な特徴があります。たとえば、Trident X2 の場合、ボディの上にタッチスクリーンを備え、MSI の特殊なオプションを一瞬で操作できます。
• VENTUS 3X OC と GAMING X TRIO は MSI の最新 GeForce RTX 4060 Ti カスタム カードであり、GeForce RTX 4090/4080 カスタム カード用に開発されたテクノロジを活用し、パフォーマンス、冷却、サウンドに非常に優れています。

Palit と Gainward は COMPUTEX 2023 でさまざまな GeForce RTX 40 シリーズ カスタム グラフィックス カードを展示しました。その中には新しいデュアルファン GeForce RTX 4060 Ti も含まれています。

次の製品も紹介しました：

• GeForce RTX 4080 GameRock
• GeForce RTX 4070 Ti Phoenix
• GeForce RTX 4070 Ghost

3D プリンターをお持ちの愛好家であれば、一部のカードをカスタマイズすることも可能です。Palit の Maker Portal にアクセスし、3D 印刷ファイルをダウンロードしたら、カスタマイズし、印刷できます。アーティストなら、色を塗ってから Palit GPU に貼り付けることもできます。

Palit の GeForce RTX 40 シリーズ カスタム グラフィックス カードはすべて、こちらでご覧いただけます。Gainward はこちらです。

COMPUTEX 2023 の参加者は PNY の GeForce RTX 40 シリーズ グラフィックス カードを一部、試用できました。その中には同社の新しい GeForce RTX 4060 Ti XLR8 Gaming VERTO EPIC-X RGB トリプル ファンが含まれていました。これは衝撃的な EPIC-X RGB 照明機能を備えており、ARGB 照明を無限にコントロールできます。

また、以下の製品も展示されました：

• GeForce RTX 4090 24GB VERTO LED トリプル ファン
• GeForce RTX 4070 Ti 12GB VERTO LED ホワイト エディション
• GeForce RTX 4070 12GB VERTO デュアル ファン

PNY の GeForce RTX 40 シリーズ カスタム グラフィックス カードはすべて、こちらでご覧いただけます。

ZOTAC は同社の新しい ZOTAC GAMING GeForce RTX 4060 Ti Twin Edge OC ホワイト エディションを COMPUTEX 2023 で公開しました。この小型ながらパワフルなカスタム グラフィックス カードはわずか 225.5mm x 123.2mm x 40.1mm であり、SFF (スモール フォーム ファクター/省スペース パソコン) に最適です。

さらに小さな GPU が必要であれば、ZOTAC が近日発売する ZOTAC GAMING GeForce RTX 4060 SOLO があります。ここ数年間で最小のカードであり、シングル ファンよりも少し大きい程度です。もっと大きく、もっとパワフルな GPU でゲーミング時の解像度を上げるなら、こちらに ZOTAC の GeForce RTX 40 シリーズ グラフィックス カード ラインアップをご覧ください。

ZOTAC はまた、COMPUTEX 2023 で新しい PC を 2 台紹介しました。MAGNUS ONE ERP74070C は ZOTAC の GeForce RTX 40 シリーズ ZBOX システムのフラッグシップ モデルです。デスクトップ ZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 GPU とソケット接続 Intel Core i7 プロセッサなど、デスクトップ サイズのコンポーネントを備えています。わずか 8.33 リットルという超小型サイズで、500W 80+ Platinum PSU、Thunderbolt 4、UHS-II SDXC カードリーダーを内蔵し、クリエイター向けに高速の転送機能を提供します。

新しい MAGNUS EN374070C は、高さがわずか 62.2mm、容積が 2.65 リットルという、超小型の ZBOX システムです。NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU と Intel Core i7 プロセッサを内蔵し、極小ながら驚異的なパフォーマンスを可能にしています。これより大きな姉妹製品と同様に、Thunderbolt 4 と UHS-II SDXC カード リーダーも備えています。

以上は、COMPUTEX の巨大な展示場で NVIDIA のパートナー企業が提供し、お客様が体験したゲーマー/クリエイター向け製品のほんの一部に過ぎません。Acer、ASUS、Gainward、GIGABYTE、INNO3D、KFA2、MSI、Palit、PNY、ZOTAC の各社が Web に掲載している製品ページでは、あらゆる形状、サイズ、消費電力、価格帯のグラフィックス カード、ノート PC、モニターが見つかります。あなたが探しているものが必ずあるはずです。

もちろん、NVIDIA のパートナー企業の多くは周辺機器やその他のカテゴリの製品も提供しています。ゲーマーはゲーミング部屋全体を自分の趣味に合わせて統一できます。

これらのセットアップでプレイするゲームについて詳しくは GeForce.com にアクセスしてください。RTX で強化できる無数のゲームを紹介しています。NVIDIA Studio の最新の開発状況についてはこちらのブログで随時、ご紹介しています。