Remedy Entertainment は、マトリックス風スローモーション プレイが売りの Max Payne (2001 年発表) を始めとする豪華なグラフィックスの名作ゲームで知られています。Max Payne 2、Alan Wake、Quantum Break に続き、Remedy は 2019 年に Control をリリースします。505 Games が発売元となるサードパーソン アクション アドベンチャーです。舞台は、超自然現象を公衆の目に触れさせないことを任務とする政府の秘密組織、Federal Bureau of Control (FBC) の建物ですが、この建物は形を次々と変化させます。ご想像どおりここで事件が発生することになりますが、変化する壁や床、また壮観な多数のステージが登場するこのゲームは、高性能レンダリングを採用する絶好の機会であると Remedy は考えました。
FBC の光沢のあるオフィスにグローバル イルミネーションと反射の効果がよく表れています。床、壁、家具などの反射がリアルになり、画像の品質と没入感を向上させています。また、レイ トレーシングによる反射は、場面の正確な形状のディテールや動的な照明に基づいているため、Control の超自然的な敵やアクションは、これまで達成不可能だったレベルの品質になることでしょう。
レイ トレーシングの拡散光グローバル イルミネーションにより、Remedy は現在のグローバル イルミネーション システムを拡張し、さらに正確なディテール描写や、動的な光源からの光を近くの表面が反射する表現をリアルタイムで可能にしました。その結果、場面内のごく小さな形状のディテールも間接照明を受けるようになり、画面品質が大きく向上しました。
そして、Remedy はレイ トレーシングのコンタクト シャドウを使用して、光源の作るレイ トレーシングなしの影を高精度で改良しました。2 種類の技術の組み合わせにより、場面内でもっとも強い影を、これまでにない高レベルのディテールでレンダリング可能になりました。さらに、レイ トレーシングではカメラの視界外からの光源によるコンタクト シャドウを正確にレンダリングできるため、場面内でカメラが移動する際の没入感を高めることができます。
このレイ トレーシング効果が以前の技術をどれほど改善するかについての詳細な説明は、グラフィックス再創造に関する記事をご覧ください。記事ではレイ トレーシング効果の他の利点の検証や、GeForce RTX グラフィックス カードが実現するその他の先進グラフィックス テクノロジの紹介も行っています。
Control についての詳細は、ゲームの公式 Web サイトをご覧ください。また GeForce.com をチェックして、Control の PC 専用グラフィックスの最新情報を入手しましょう。