テストの過程で、市場にある多くの VRR モデルに関して、興味深い情報がたくさん集まりました。たとえば 55% のモデルでは、おそらく価格面の競争力を優先したため VRR の最大リフレッシュ レートが 75 Hz 未満になっており、より高いフレームレートでプレイする場合、VRR が有効にならず頻繁にテアリングが発生するか、テアリングを回避するため V-SYNC を常時有効にしなければならず、入力遅延の増加によりゲームプレイのレスポンスの低下を感じることになります。
リフレッシュ レート別のモニター モデルの割合 |
リフレッシュ レート (Hz) |
G-SYNC |
G-SYNC Compatible |
Adaptive-Sync |
144 超 |
50% |
39% |
4% |
76 以上 144 以下 |
41% |
58% |
41% |
75 未満 |
9% |
3% |
55% |
注意: すべての G-SYNC ディスプレイと G-SYNC ULTIMATE ディスプレイは、1 Hz からディスプレイの最大リフレッシュ レートまでの範囲で G-SYNC VRR が有効になりますが、G-SYNC Compatible ディスプレイと Adaptive-Sync ディスプレイでは、特定のリフレッシュ レートの範囲でのみ VRR が有効になります。
GeForce RTX グラフィックス カードは『Apex Legends』、『Mordhau』、『Rage 2』、『World War Z』などの最新のゲーム タイトルにハイレベルのパフォーマンスが提供しますが、VRR リフレッシュ レートが最大 75Hz のディスプレイをゲーマーが購入した場合、実際にはプレイ時間のほとんどで VRR が有効にならないことがテストで判明しました。したがって、高いリフレッシュ レートを求めるゲーマーには、このようなディスプレイよりも、1 Hz からディスプレイの最大リフレッシュ レートまでの範囲で動作する G-SYNC ディスプレイ、つまり G-SYNC ULTIMATE ディスプレイか、VRR の最大リフレッシュ レートがより高く、VRR レンジがより広い G-SYNC Compatible ディスプレイの購入をお勧めします。
G-SYNC Compatible ディスプレイでは、テスト中の最大リフレッシュ レートおよび合否の詳細にも注目しました。その結果、300 を超える不合格のモニターは、リフレッシュ レートが 75 Hz 以下、または VRR レンジが極端に狭いモニターであり、合格した 3 種のモニターのみが最大 120 Hz で、残りの多くのモニターではリフレッシュ レートが 144 Hz 以上でした。しかしながら、リフレッシュ レートが高いこれらの G-SYNC Compatible モニターの 76% は 1920x1080 のみで動作するため、ゲームの細部描写と明瞭度が制限されます。
さらに、G-SYNC Compatible モニターの多くが TN ディスプレイを使用しているため、忠実度、ピクセルごとの応答時間、表示角度、色の正確度、その他のディスプレイに関する多くの面が制限されます。