最高のストリーミング品質を実現するために、Twitch や YouTube の人気ブロードキャスターは、高性能 PC 1 台をゲーム専用とし、2 台目の高性能 PC を高品質 CPU ソフトウェア エンコーディング用として使用しています。つまり、PC を 2 台、キーボードとマウスを 2 つずつ、外部オーディオ ミキサーを 1 台、キャプチャ カードを 1 個、購入して設定しているのです。
NVIDIA の GeForce RTX GPU と OBS の協力により、NVIDIA は、すべてのストリーマーが 2 台の PC 構成で得られるパフォーマンスと画質を 1 台の RTX PC またはノート PC で達成することを可能にしました。NVIDIA の新しい RTX 2060 GPU を搭載した PC や GeForce RTX Max-Q ノート PC などがこれに含まれます。
GeForce RTX GPU は、NVIDIA の専用ハードウェア エンコーダーである NVENC を備えており、ビデオのエンコーディングに使用される GPU からは独立したセクションです。これにより、CPU でエンコーディングする必要がなくなり、大きな負荷からシステムが解放されます。その結果、GPU がボトルネックではなくなり、ゲーミング パフォーマンスが向上します。
NVIDIA は、業界をリードするストリーミング アプリケーションの OBS と協力することで、NVIDIA GPU のサポート機能が改善された新しいバージョンのリリースを支援しました。1 月末の発表が予定されている新しい OBS は、ストリーム配信に影響する FPS を現在出荷されているバージョンに比べて最大 66% 減らします。
つまり、より高い FPS でのゲームプレイが可能になります。『フォートナイト』、『PUBG』、『Call of Duty: Black Ops 4 - Blackout』などのバトル ロイヤルで、x264 Fast と比較して最大 48%、x264 Very Fast と比較して最大 27%、フレームレートを押し上げます。
現行の GeForce GTX GPU、700 シリーズ、NVENC 搭載の最新モデルでも、これらの最適化で高速化が実現します。StreamLabs では、OBS のリリース後、クライアントでこれらの機能改善を実装する予定です。StreamElements プラグインのユーザーは、新しい OBS バージョンの公開直後に機能改善を利用することができます。
H.264 でストリーミング配信するとき、GeForce RTX GPU は前世代の Pascal GPU に比べ、最大 15% 効率性がアップします (すなわち、ビットレートが 15% 少なくても同じ品質レベルになります)。これは、専用ハードウェア エンコーダー、NVENC の構造上の改善によって実現しました。
ストリーマーにとっては、GeForce RTX GPU で x264 Fast より極めて高画質で、x264 Medium と同等に配信できることを意味します。
下図に、動きの早いシーンのような最も困難な状況でも、GeForce RTX がより良い品質を維持している例を見ることができます。
GeForce RTX を使用すると、テキストが読みやすく、テクスチャの細部まで表示されるため、より鮮やかでより快適な表示環境を視聴者に提供します。
Twitch では、1080p60 のストリーミング配信に 6 Mbps 以上を使用するように推奨しています。お使いのインターネット接続がそれほど速くない場合でも、GeForce RTX の優れた効率性によって、既に限界と思われた画質が少ないビットレートで大幅に改善します。最高の画質を楽しむために、ビットレートが 4-5 Mbps の場合は出力を 720p60 に調整し、ビットレートが 2.5-4 Mbps の場合は出力を 720p30 に調整してください。
ライブ配信に視聴者を集めるには、番組の品質が重要になります。それには高品質のグラフィックスと滑らかでカクつきのないビデオ配信が必要です。新しい GeForce RTX グラフィックス カードおよびノート PC の改善されたエンコーディングと公開予定の OBS リリースのパフォーマンス最適化を組み合わせることで、ストリーミング配信者は 1 台の PC からプロ並みの配信を実現することができます。素敵なストリーミング配信を!