中国で大人気の MMO、『Justice』の世界をレイ トレーシングと DLSS によりさらに楽しむ

執筆者: Andrew Burnes 投稿日: 2018年11月20日火曜日 | GeForce RTX GPU 特集記事 NVIDIA RTX レイ トレーシング DLSS

GTC China 2018 において、NVIDIA の CEO、Jensen Huang は、基調講演の中で、人気の中国製 MMO 『Justice』 が最先端の リアルタイム レイ トレーシング エフェクトとパフォーマンス強化のディープラーニング スーパー サンプリング テクノロジによってまもなく改善されることを発表しました。

その前の週に、GeForce RTX グラフィックス カードのユーザーは、『Battlefield Vのレイ トレーシング エフェクトと、新バージョンの『Final Fantasy XV: Windows Editionベンチマークで DLSS のパフォーマンス上の利点を体験したばかりでした。 そして今回、『Justice』は、レイ トレーシングと DLSS の両方を同時に活用することで、プレイヤーに極上の体験を提供します。

特に、NVIDIA RTX レイ トレース リフレクションによって、鎧、武器、オブジェクト、水たまり、河川、運河などの様々なゲーム内要素が実物のような光の反射を見せ、周囲にある物が正確に映り込むようになりました。

クリックして、レイ トレーシングによる効果を実際にインタラクティブ比較してみましょう

また、NVIDIA RTX レイ トレース シャドウは、これまでの シャドウマップ技術を超越します。大規模で複雑な相互作用、リアルタイムの半透明な陰影効果、領域光源の使用が可能になり、より大きな半影表現や物理的に正確なコンタクト ハードニング表現が導入でき、陰影が物体に近づくほどシャープになることがきます。

同時に使用するその他多数の技術により、かつてない詳細レベルでのレイ トレース シャドウのレンダリングが可能になります。

加えて、『Justice 』はリアルタイム レイ トレーシングによるコースティック エフェクトを使用する世界初のゲームとなります。以下のインタラクティブ比較画面でも確認できますが、コースティックとは、反射面または屈折面に当たった後に再度集まるか拡散する光線で、新しい光源となり周囲を照らしたり影を作り出したりします。レイ トレーシングによりコースティック エフェクトがオブジェクトに対して適切な反応を見せるようになり、風景や照明の状況、また船の航跡すらも大きく変化します。

そして、パフォーマンスを最大化するため、ディープラーニング スーパー サンプリング (DLSS) が 4K と 25x14 で導入されます。これはパフォーマンスを大幅に向上させ、画質を改善します。そのアンチエイリアス機能は、一般的に利用されているテンポラル アンチエイリアシング (TAA) 手法に比べ、安定性と画像の明瞭性に優れています。詳しくは、こちらの説明記事をご覧ください。

『Justice』では、DLSS がパフォーマンスを最大 40% 高速化し、GeForce RTX GPU のパフォーマンスも 前世代の GeForce GPU と比較して最大 90% 高速化しますまた画質の面では、細部をよりクリアかつ鮮明に描写することができます。以下の画像では、DLSS と TAA を直接比較しています。

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レイ トレーシングは、ゲーム グラフィックスにおける最新の革命的技術です。これまで登場した画期的な効果同様、レイ トレーシングもいずれはゲームの主要な機能となり、他の方法では不可能な、実物を思わせるシーンを作り出すことでしょう。 一方 DLSS は、前世代と比較して最大 2 倍のパフォーマンスと、一般のアンチエイリアシングの限界を超越したアンチエイリアシングを実現します。すでに 20 種類を超えるゲーム が DLSS の導入に着手しています。今後もさらに多くのゲームが DLSS の統合を発表することになるでしょう。

レイ トレーシングや DLSS を導入する最新の素晴らしいゲーム、また Turing アーキテクチャのその他の効果や機能のサポートなどの情報については、GeForce.comで随時お伝えします。