NVIDIA アプリ ベータ版に、G-SYNC コントロール、RTX HDR マルチモニターのサポートなどを追加

NVIDIA アプリは、PC やノート PC に NVIDIA GPU を搭載しているゲーマーやクリエイターには不可欠なツールです。2 月にリリースした最初のベータ版は、NVIDIA コントロール パネル、GeForce Experience、RTX Experience を刷新し、統合するための第一歩でした。

アプリ内と当社ウェブサイトから入手できる新しいアップデートにより、NVIDIA アプリ ベータ版がさらに強化され、G-SYNC コントロール、RTX HDR マルチモニターのサポート、ドライバーのロールバックなどが追加されました。

ゲーマーであれコンテンツのクリエイターであれ、NVIDIA アプリなら、最新の GeForce Game Ready と NVIDIA Studio ドライバーを使用して PC を最新状態に保つプロセスを簡素化し、GeForce NOW や NVIDIA Broadcast などの NVIDIA アプリケーションをすばやく検出してインストールすることができます。また、GPU オプションの調整、ゲームプレイの録画、画面表示を通したリアルタイム統計の監視、HDR やフィルターを使用したゲームの強化なども行うことができます。

NVIDIA アプリの新しい機能と次回追加予定の機能の詳細については、このまま続きをお読みください。

G-SYNC コントロールを GPU コントロール センターに追加

前回のアップデートでは、ディスプレイの解像度、リフレッシュ レート、向きを変更できる「ディスプレイ設定」のセクションを導入しました。今回の新しいアップデートでは、G-SYNC コントロールを追加しており、今後のアップデートで、サラウンド オプション、カスタム解像度、マルチモニター設定など、NVIDIA コントロール パネルの残りの機能を導入する予定です。

RTX HDR マルチモニター サポートが登場

RTX HDR とは、[Alt+Z] > [ゲーム フィルター] からアクセスできるゲーム内の AI を活用したゲーム フィルターで、HDR を備えていないゲームで HDR (ハイ ダイナミック レンジ) の活気に満ちた世界をシームレスに実現します。GeForce ゲームで最もプレイされている上位 50 ゲームのうち、HDR サポートを提供しているのは 12 ゲームのみです。RTX HDR フィルターを使用すると、DX12、DX11、DX9、Vulkan で実行されている何千もの SDR ゲームで、HDR 対応モニターをフルに活用し、さらにゲーム体験を向上させることができます。

RTX HDR で HDR ゲームを楽しむ（画像は SDR ディスプレイ用にシミュレートされています。4K の全画面比較を読み込むにはここをクリックしてください）。HDR ディスプレイで比較するには、HDR ソース画像をこちらから、SDR 画像をこちらからダウンロードしてください

新しい NVIDIA アプリ ベータ版アップデートと 10 月 1 日にリリースされた GeForce Game Ready ドライバー 565.90 WHQL、またはそれより新しいドライバーをインストールすることで、複数のディスプレイを搭載したシステムで RTX HDR を有効にすることができるようになりました。システム要件、セットアップ手順、および詳細情報については、NVIDIA コンシューマー サポート ナレッジ ベースをご覧ください。

ユーザー フィードバックによる新機能の追加

アプリの右上にあるボタンからフィードバックを送信していただくと、NVIDIA アプリの開発に役立てることができます。皆様のご意見に基づき、本日の最新リリースで追加機能が導入されました。

[ヘッド アップ ディスプレイ] では、ゲームプレイ中やデスクトップ上に関するシステムの統計情報、フレーム レート、遅延情報を確認できます。新しいアップデートでは、フォントの色を変更してさらに見やすくすることができるようになりました。また、16 進数カラー コードにも対応しており、数千色を使用することができます。このオプションは [Alt+Z] > [統計] > [ヘッド アップ ディスプレイの設定] から利用できるもう 1 つのオプションとして追加され、表示されている統計情報とその表示方法をファインチューニングできるようになりました。

[グラフィックス] タブでは、ゲームやアプリの最適設定を素早く適用し、瞬時にパフォーマンスと画質のバランスを確認できます。またアプリ別設定の一覧をスクロール ダウンすることで、アプリごとにドライバーのオプションを設定することもできます。

最後に、NVIDIA アプリ オーバーレイでは、制限付きデジタル権利管理 (DRM) コンテンツが ShadowPlay 録画を妨げる場合にユーザーが通知されるようになりました。

ドライバーのロールバック導入準備完了

NVIDIA アプリ ベータ版では、NVIDIA アプリで以前にインストールしたドライバーにロールバックできるようになりました。このオプションは、NVIDIA アプリを更新し、今後発表されるドライバーをインストールすると、ドライバー ウィンドウの下部に表示されます。

次のステップ

皆様のフィードバックは大変重要です。引き続きご支援をお願いします。今後のアップデートでも、NVIDIA コントロール パネルと GeForce Experience の主な機能を 1 つのアプリに統合することで、新機能と強化機能を利用して、ユーザーにさらに優れた体験をお届けすることを目標に、残りの NVIDIA コントロール パネルのオプションを引き続き追加する予定です。