『Portal with RTX』が配信開始、Valve の名作をフル レイ トレーシングと DLSS 3 で息を呑むほど美しくリマスター

Portal with RTX』が配信開始されました。『Portal』は、2007 年当時と変わらない新鮮で魅力的なゲームプレイを提供し、15 年経った今でも不朽の名作として語り継がれています。批評家から絶賛され、数々の賞を受賞した『Portal』が、レイ トレーシング、NVIDIA DLSS 3 の革新的な AI による性能加速、NVIDIA Reflex による最高の応答性でリマスターされ、生まれ変わりました。RTX を On にして、ポータルを使って解決策を考えましょう。

光からの各レイは、パス トレーシングとしても知られる GPU 集約型のフル レイ トレーシングを使用して、現実世界の光の特性や、その光があらゆるサーフェスやオブジェクトに与える影響を正確にモデル化しています。『Quake II RTX』や『Minecraft with RTX』と比較すると、光の跳ね返りが最大で 4 倍になり、新しい技術が取り入れられ、『Portal with RTX』は、ゲームにおける光のシミュレーションの最も先進的なショーケースのひとつになっています。イルミネーション、シャドウ、リフレクション、屈折は、フル レイトレース ワールドと、Valve と共同で再構築されたアップグレードされ強化されたアセットとの相互作用によって生じます。フル レイ トレーシングの詳細については、この記事のフル レイ トレーシングの章をご覧ください。

『Portal with RTX』に関するプレスのコメントをご覧ください。

  • 「『Portal with RTX』は大成功」- PC Mag
  • 「超素晴らしい」 - PressStart
  • “「……斬新な体験」 - Worth Playing
  • 「『Portal with RTX』はレイ トレーシングの重要性を示している」 - Polygon
  • 「最先端のビジュアル ショーケース」 - AUS Gamers
 

『Portal with RTX』を記念して、GeForce RTX 40 シリーズ GPU を抽選でプレゼント

『Portal』での思い出をお聞かせください! GeForce RTX 40 シリーズ GPU を抽選でプレゼントします (12 月 30 日締め切り)。応募方法は以下の通りです

  1. ソーシャル メディア (Twitter) で @NVIDIAGeForceJP をフォロー
  2. こちらの投稿を引用 RT し、#PortalRTX をタグ付け
  3. 『Portal』の思い出をコメント

詳しい条件はこちらをご覧ください。

『Portal with RTX』Game Ready ドライバーが利用可能

GeForce Game Ready ドライバーは、最適化と機能強化をあなたの PC に直接提供し、『Portal with RTX』などのすべてのゲームプレイが最高の状態になるようにします。NVIDIA DLSS、NVIDIA Reflex、およびフル レイ トレーシングの使用時に、最速の性能、最もスムーズなゲーミング、および最適化された体験を得るためには、GeForce Experience または GeForce.com から新しい『Portal with RTX』GeForce Game Ready ドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。

『Portal with RTX』のフル レイ トレーシング: ビデオ ゲームの未来

『Portal with RTX』は、ゲームプレイのあらゆるフレームが見事なフル レイ トレーシング、高解像度の物理ベースのテクスチャ、そしてこれらすべてをリアルタイムでプレイ可能にする最先端技術でレンダリングされており、ゲームの未来を予見させます。

 

フル レイ トレーシングは、パス トレーシングとも呼ばれる GPU に負荷のかかる高度なレイ トレーシングです。これは、シャドウ、リフレクション、グローバル イルミネーション、屈折など、すべてのライティング効果を単一のレイ トレーシング アルゴリズムに統合するものです。つまり、『Portal with RTX』のすべての光が、レイ トレーシングされているのです。

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光はプレイヤーの背後や別の部屋から投射することができ、『Portal with RTX』では光がポータルを通過することさえあります。ガラスは光を屈折させ、サーフェスは光沢に基づいて細部を反射し、プレイヤーの背後からシーンに反射させることができ、オブジェクトは自己反射し、画面外からの間接光が照らし、見えるものに影響を与えます。このページの画像や動画からわかるように、その差は驚くほどです。

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Quake II RTX』や『Minecraft with RTX』と比較して、RTX Remix が導入したフル レイ トレーシングはさらに進化し、光を 1 回だけでなく最大 4 回跳ね返し、品質、没入感、現実世界の光のシミュレーションを向上させています。さらに、いくつかの新しいレイ トレーシング技術を導入し、品質をさらに向上させるとともに、性能も高めています。

NVIDIA RTX Direct Illumination (RTXDI) は、大小無数の直接光を追加することができ、それぞれが光と影を投げかけます。

NVIDIA Reservoir Spatio Temporal Importance Resampling Global Illumination (ReSTIR GI) は、間接光を強化し、シーンを照らし、直接光が当たらない暗い角を照らすことができるようにします。また、従来のレイ トレース グローバル イルミネーション技術よりもスマートに動作するため、レイ トレーシングのノイズ除去の効率も向上しています。

デノイザーは、生のレイトレース出力を、『Portal with RTX』などのレイトレース・ゲームで体験する美しい画面上のグラフィックスに変換します。NVIDIA Real Time Denoisers (NRD) は、優れた性能と品質で、リアルタイムにレイトレース画像のノイズ除去を支援する新しい時空間レイ トレーシング・デノイジング・ライブラリです。『Portal with RTX』などの新しいレイトレース ゲームやゲーム アップデートは、NRD を活用して最高の品質と性能を実現しています。

『Portal with RTX』には、レイ トレーシング、没入感、リアリズム、そして全体的な体験を向上させる数々のグラフィックス強化も導入されています。

ボリュメトリック レイトレース ライティングは、おそらく最も壮観で、従来のフォグ エフェクトを、適切にシミュレーションされた真のボリュメトリックに変換しています。煙や霧の中を太い光線が突き抜け、光線がリアルに散乱して、シーンにリアルな影響を与えます。その他にも、2007 年当時、開発者が夢見たような効果を、各テスト チャンバーで実現しています。

『Portal』のユニークなセールス ポイントは、もちろん、あらゆるものがポータルを通過し、ポータルを通してそれを見ることができることであり、『Portal』のリリース前には実現されていませんでした。フル レイ トレーシングにより、光はポータルを通過することもでき、移動するハイ エネルギー ペレットにより、シャドウ、リフレクション、ライティングが段階的に変化します。

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『Portal with RTX』では、レイトレースされた発光パーティクルや、リミックスして強化されたウェイト ストレージ キューブなどの発光ゲーム エレメントも導入されています。これらはすべて光を放ちますが、もちろんフル レイトレースされ、ゲーム内でリアルにレンダリングされます。パーティクル効果を多用するゲームでは、このアップグレードは驚異的なものになるでしょう。また、ゲーム中に QR コードを見つけるとアンロックされる、楽しい代わりのキューブも作りました。スマートフォンで QR コードを読み取り、ゲーム内で Alt+X を押して、About > Secrets に進み、スマートフォンに表示されたコードを入力し、リストの新しいエントリの横にあるボックスをチェックすると、すべてのキューブが、アンロックしたカスタム キューブに切り替わります。

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『Portal with RTX』では、テスト施設の照明もアップグレードされています。初代『Portal』では点光源のみでした。また、試験室に隣接するオフィスなどには、部屋全体を 1 つの光源で明るく照らすエリア ライトも導入され、照明のバリエーションと品質が向上しています。

レイ トレーシングを最大限に活用するためには、ゲーム アセットが物理ベースの特性を持つ必要であり、理想的には幾何学的にも詳細であることも必要です。物理ベース レンダリング (PBR) マテリアルがない場合、光はすべてのサーフェスで同じように反応します。各マテリアルの属性とその反射率を指定することで、光は各テクスチャでリアルに跳ね返り、反射し、拡散し、消散します。

サーフェスについては、2007 年当時のゲームのようにフラットであると、光がリアルに反応しません。『Portal』のサーフェス マテリアルをひとつひとつ作り直す過程で、凹凸やリベットなどのディテールを導入し、光が正確に当たるようにし、光を跳ね返し、新しいシャドウを作り、正確なリフレクションを発生させることができるようにしました。

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アップグレードされたマテリアルとサーフェスの効果を最大限に引き出すために、NVIDIA のチームは『Portal』のモデルの多くをリメイクしました。シルエットはそのままに、ポリゴン数を増やして幾何学的なディテールを追加し、レイ トレーシングと完璧に相互作用するようにし、ゲームに変化をもたらすレイ レーシング エフェクトと一緒に適切なディテールに見えるように、他のすべての点でモデルを更新しました。プラスチックは異なる反応を示し、シリンダーは正確なフレネル特性を持つレイ トレーシングされたガラスにアップグレードされ、テスト施設から脱出しようとするときには、ガラス全体が曲がって歪む正確なリアルタイムのリフレクションを見ることができます。

弾痕、血しぶき、焦げ跡などのデカールも、PBR プロパティでアップグレードされています。各テクスチャ、モデル、デカールは Valve の審査と承認を受け、『Portal with RTX』はオリジナルのゲームと『Portal 2』でテスト施設のアセットに導入されたアップグレードを確実に再現しています。

その結果、2007 年当時と変わらないゲームプレイで、『Portal with RTX』は、初めて『Portal』を体験する人にも、もう一度プレイする人にも、決定的な体験を提供します。

『Portal with RTX』は NVIDIA DLSS 3 で加速

フル レイ トレーシングを使用した『Portal with RTX』は美しく、信じられないほど要求が高いです。『Portal with RTX』を Ultra 設定で体験するには、NVIDIA DLSS と強力な GeForce RTX GPU をお勧めします。

 

『Portal with RTX』では、DLSS 3 は GeForce RTX 40 シリーズ グラフィックス カードのユーザーに、これまで想像もできなかった 4K で 60 FPS 以上のフル レイ トレーシング体験を提供します。

前世代の高性能な GeForce RTX 30 グラフィックス カードをお持ちの方は、高い評価を得ている DLSS 2 を活用することで、1440p で 60 FPS 以上、Ultra 設定でプレイすることが可能です。

また、幅広い構成で、DLSS の力により、1920x1080、Ultra 設定で『Portal with RTX』をプレイすることができます。Ultra から High に設定を下げて、性能を上げることもできます。

『Portal with RTX』をプレイする前に、最高の体験をするために、お使いのシステムが CPU とメモリの要件と一致するか、またはそれを上回っていることをお確かめください。

最小スペック未満の GPU (例 : RTX 20 シリーズ) や最小と推奨の間の GPU (例 : 一部の RTX 30シリーズ GPU) をお使いのときは、 GeForce Experienceを使用することで最も簡単に性能を向上させることできます。最新の Game Ready ドライバー (527.56) をダウンロードし、『Portal with RTX』を見つけ、「最適化」をクリックするだけで、RTX 20 および 30 シリーズ GPU に最適な画質と性能の設定が自動的に構成されます。

また、推奨グラフィック設定チャートを用意しましたので、プレイ体験でより高いフレーム数を得るためのガイドとしてご利用ください。ゲーム内でグラフィックス設定を調整するには、Alt-X を押して Remix グラフィックス ウィンドウを開きます。

これらの設定はフレームレートを向上させることを目的としていますが、お使いのシステム構成によって体験は異なります。また、これらの設定は画質を低下させる可能性があります。

『Portal』の「ビデオ - 詳細」設定は変更しないでください。これらの設定を調整しようとすると、動作が不安定になることがあります。Alt-X を押して、Remix のグラフィックス設定ウィンドウを使用してください。もし、すでに『Portal』の「ビデオ - 詳細」設定を変更している場合は、デフォルトにリセットすることをお勧めします。

NVIDIA Reflex による最高の応答性

NVIDIA DLSS がスケーリングとパフォーマンスに革命を起こしたように、NVIDIA Reflex は、低遅延ゲームに革命を起こし、マルチプレイヤー ゲーマーに競争力を与え、シングルプレイヤー ゲームを信じられないほど反応良くしています。ピンポイントの正確さとタイミングは、『Portal with RTX』の最も困難な課題を克服する鍵です。NVIDIA Reflexは、システム遅延を削減し、ゲームプレイをよりスムーズで応答性の高いものにし、重要な瞬間に必要な反応時間を提供します。

 

『Portal with RTX』 - 究極の MOD 制作プラットフォーム NVIDIA RTX Remix で構築

NVIDIA の Lightspeed Studios は、クラシック ゲームに RTX を導入することが大好きですが、プロジェクトごとに、すべてを製品化するために何ヶ月もの開発労力を必要とします。このような課題を前にして、NVIDIA は、あらゆるレベルのゲーマーや MOD 制作者が、レイ トレーシングと NVIDIA の技術をクラシック ゲームに導入できるような MOD 制作プラットフォームを作ることに着手しました。DXVK のようなオープン ソース技術、NVIDIA の最新のレンダリング技術、そして Omniverse 上に構築されたツールチェーンを組み合わせることで、このビジョンを達成することができました。その結果誕生したのが、革命的な NVIDIA RTX Remix です。

RTX Remix は、固定関数グラフィックス パイプラインを持つ DirectX 8 および DirectX 9 のゲームの広範なリストをサポートしています。対応ゲームでは、ホットキーを押すと、周囲のシーンがキャプチャされ、強化を始める準備が行われます。その後、Remix アプリケーションに読み込みし、AI を使用してテクスチャを超解像し、マテリアルを物理ベースへ変換します。Autodesk Maya や Adobe Substance などの Omniverse に接続されたアプリケーションを使って、お気に入りのアセットを手作業で作り直し、Remix でライティングを微調整してシーンをセットします。最後に、ボタンを押すと、変更が MOD にコンパイルされ、プレイヤーは、ゲームの .exe と一緒に置くだけで、フル レイ トレーシングと DLSS 3 でプレイすることができます。

NVIDIA Omniverse 上に構築された RTX Remix は、モデラーにとって多くの課題を解決し、クラシック ゲームのグラフィックスをより簡単に改造できるようにし、これまで改造不可能だったゲームの改造への扉を開きます。

必要な時間と専門知識があれば、NVIDIA が『Portal』のために作ったような完全なアップグレードを作ることができます。NVIDIA RTX Remix の記事で、クラシック ゲームの完全な MOD ワークフローについて学び、ここからベータ版にサインアップしてください。

『Portal with RTX』配信中!

Portal with RTX』は現在 Steam から入手可能で、『Portal』をお持ちの方ならどなたでも無料でご利用いただけます。最新の Game Ready ドライバーをダウンロードしてインストールし、全く新しい光でクラシック ゲームを楽しむ準備をしましょう。

その他の発表や、さまざまな素晴らしい RTX 技術を活用したゲームに関するニュースについては、GeForce.com をご覧ください。