VRAM の容量は GPU アーキテクチャに依存
ゲーマーは、グラフィックス カードになぜ一定の VRAM が搭載されているのか疑問に思うことがよくあります。
現在の GDDR6X および GDDR6 メモリは、チップあたり 8Gb (1GB のデータ) および 16Gb (2GB のデータ) の密度で供給されています。各メモリ チップは、2 つの独立した 16 ビット チャネルを使用して単一の 32 ビット メモリ コントローラーに接続するか、2 つの 8 ビットチャネルを使用して、2 つのメモリ チップを単一の 32 ビット メモリ コントローラーに接続することができます。これにより、128 ビット GPU は、4 つのメモリ チップまたは 8 つのメモリ チップのいずれかをサポートすることができます。
容量の大きいチップは製造コストがかかるので、価格を最適化するためにはバランスが必要です。
新しい 128 ビット メモリ バスの GeForce RTX 4060 Ti GPU では、8GB モデルで 16Gb の GDDR6 メモリ チップを 4 枚、16GB モデルで 16Gb チップを 8 枚使用しています。異なる密度のメモリを混在させることはできないので、例えば 12GB のモデルは作ることができません。GeForce RTX 4060 Ti が、メモリ インターフェイスは 192 ビットなので VRAM は 12GB である GeForce RTX 4070 Ti や 4070 よりもメモリが多い (16GB) オプションを用意しているのもそのためです。
NVIDIA の 60 クラス GPU は、性能、価格、電力効率の最適な組み合わせを実現するために慎重に作られており、そのため 128 ビットのメモリ インターフェイスを選択しました。
要するに、同じバス幅の大容量 GPU は、常にメモリが 2 倍になります。